「とまどい」とは、「戸惑い」と書き、夜にトイレに起きた時などに、寝ぼけてどの戸か分からなくなるような様子を指します。
「とまどい」という花言葉の花は、学校や会社などに入ったばかりの時、スマホの待ち受けにするのも良いでしょう。
自分の「とまどい」を呑み込んでしまった方が、かえって腹も据わるものです。
本来好ましくない言葉なので、誰かに贈ると「そんなに浮き足だって見えるのか」「何か困らせるような事をしたのだろうか」と、不審がられる可能性があるので、意図は正しく伝えましょう。
「とまどい」の花言葉を持つ花
「とまどい」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ニゲラ(黒種草)」
キンポウゲ科クロタネソウ属の白や紫の花です。
糸状の苞が生え、これに花が埋もれて見えにくくなる様子から「ラヴ・イン・ア・ミスト(霧の中の恋)」という英名が付きます。
五里霧中で自分の場所を見失うといった連想で、「とまどい」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「困惑」「当惑」「夢の中の恋」「未来」「不屈の精神」「深い愛」「本当の私」などです。
ライフイベントで環境が変わる事に不安そうな恋人へ、気遣いを伝えるメッセージになります。
「レンギョウ(連翹)」
モクセイ科レンギョウ属の落葉樹です。
良く繁る細い枝に、たっぷり黄色い花が咲きます。
早春の強風に吹かれて揺れる花を、入学や入社で不安な新人の心に喩えて「とまどい」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「希望」「希望の実現」「集中力」「情け深い」「言いなりになる」「楽しい語らい」「遠い記憶」などです。
入社後最初の連休、友人達と近況報告がてら宴会する時、テーブルに飾るのも良いでしょう。
「アカリファ(キャットテール)」
トウダイグサ科アカリファ属で、赤くフサフサの花穂をつけます。
別名の「キャットテール」は、この花穂を猫の尻尾に喩えたものです。
「ブルビネラ」という黄色い花にも「キャッツテール」という英名が付きますが、別種です。
花穂が風にゆらゆら揺れて、落ち着かない様子から「とまどい」という花言葉が付きます。
他の花言葉は、「気まま」「上機嫌」「陽気」「愛撫」です。
「とまどい」を花言葉に持つ花は、他に「イトラン(ユッカ)」があります。
「とまどい」と似た意味の花言葉を持つ花
「とまどい」に似た意味の花言葉を持つ花は、次の通りです。
「ガマ(蒲)」
ガマ科ガマ属の多年草で、茶色い花穂を付けます。
日本神話の「因幡の白ウサギ」の逸話で、ウサギの傷を癒した「ガマの穂」が、この花穂です。
実際、花粉は生薬として傷に効果があるとされました。
因幡の白ウサギがサメを騙し、企みが成功する寸前で口を滑らせた事から「慌て者」という花言葉が付きます。
戸惑う人は慌てますから、「とまどい」に近い意味と言えるでしょう。
まとめ
「とまどい」という花言葉を持つ花は「ニゲラ」「レンギョウ」「アカリファ」「イトラン」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ガマ」があります。
新人で困惑する事の多い時、スマホの待ち受けにして戸惑う自分を受け容れるのも良いでしょう。
かえって落ち着くものです。