「報復」という花言葉の花は、スポーツなどで、一度負けた相手に対する挑戦状へ添えるのに向きます。
身体や財産に傷を負わせる意味の「報復」は、脅迫になるのでやめましょう。
どんなに酷い相手も、一度司法を通すのが日本に生きる人間のルールです。
「報復」の花言葉を持つ花
「報復」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「アザミ(薊)」
キク科アザミ属の総称です。
花は薄紫色の筒状花の集合体で葉の形も合わせ全体的にトゲトゲして見えます。
名前の語源も「あざむ(傷つける、驚き呆れる)」から付いています。
「薊」という文字は、「魚のヒレのようにトゲトゲしており、刀のように刺す植物」で、やはりトゲに言及したものです。
迂闊に摘もうとすると、このトゲで痛い目に遭う事から「報復」という花言葉が付きます。
怖い花言葉と考えてしまうのは、人間がやられたよりも多く「報復」し、「復讐の連鎖」が出来上がってしまうからです。
「アザミ」は完全な専守防衛で、無礼な接触に完全に対応してトゲの「報復」がある訳で、非常に公正と言えるでしょう。
他の花言葉は「復讐」「満足」「安心」「触れないで」「独立」「孤独」「人間嫌い」「素直になれない恋」と、寂しさを感じさせる言葉が揃います。
「報復」と似た意味の花言葉を持つ花
「報復」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「シロツメクサ(クローバー)」
マメ科シャジクソウ属の多年草です。
小葉が通常3枚付いた葉で、いわゆる「クローバー」と言えばこれを刺します。
花は白い小花が玉状に集まって咲きます。
西洋で古くから愛されている花で、「シロツメクサ」で編んだ花冠を思い人に贈ると幸せになれる、との言い伝えから「私を思って」「約束」という花言葉が付きます。
そんな可愛らしい恋心を裏切った時の花言葉が、「報復」に似た「復讐」です。
この場合の裏切りは、単に心が離れるというより、浮気のイメージです。
浮気した配偶者や恋人に贈り責め立てると意味は合いますが、お金なり何なりできっちり片を付けて次の恋に向かう方が建設的でしょう。
「復讐」という花言葉は、他に「トリカブト(鳥兜)」についています。
「ハナミズキ(花水木)」
ミズキ科ミズキ属の落葉樹です。
標準名は「アメリカヤマボウシ」です。
緑色の小花が集まり、その周囲に4枚の大きな総苞が付く事で、全体として白かピンクの1つの花に見えます。
日本への渡来は明治時代ですが、有名になったのは大正時代です。
アメリカへ「サクラ」を贈ったお返しに、「ハナミズキ」の苗木が贈られてきたのです。
ここから「返礼」という花言葉が付きました。
「返礼」は文脈によって「報復」を婉曲的に表現する言葉になります。
他の花言葉は「私の想いを受けて下さい」「公平にする」「永続性」「逆境にも耐える愛」「華やぐ心」「恋から愛へ変わる瞬間」「私があなたに関心ないとでも?」など、穏やかな言葉が揃います。
スポーツやゲームの再戦のような、平和な「報復」に丁度良いでしょう。
他に「報復」と近い意味の花としては「恨み」の「オトギリソウ(弟切草)」、「死も惜しまない」の「ドクニンジン」などがあります。
まとめ
「報復」という花言葉を持つ花は「アザミ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「シロツメクサ」「トリカブト」「ハナミズキ」「オトギリソウ」「ドクニンジン」などがあります。
人に贈るには向かない悪い意味ですが、スポーツなど勝負事の再戦申し込みなら支障ありません。