「コニシキソウ」(小錦草、小二色草)はトウダイグサ科トウダイグサ属の1年草です。
北アメリカ原産の外来種で、在来のニシキソウの小型の種とされますが、それほどのサイズ差はありません。
日本には明治中期に持ち込まれた後帰化し、道端や畑などでも見られ雑草扱いされます。
花期は6月から9月です。
今回は、「コニシキソウ」の花言葉について解説します。
「コニシキソウ(小錦草)」の花言葉
「執着」「密かな情熱」「変わらぬ愛」「ピンチがチャンス」があります。
良い意味の花言葉もありますが、不穏なものも含まれるため、使い分けが必要です。
「執着」
根の強さから付いた花言葉です。
雑草とされるだけあり、抜きづらい頑丈な根を張ります。
「粘り強い」などのもう少し良い意味の言葉が付けば良かったのですが、「執着」となると悪い意味が強くなります。
悪意ではないと理解してくれる友人相手なら、何かに熱中している事にかけて贈る事はできます。
あきらめ切れない夢を追う時などに、押し花などにして手元に持つのも良いでしょう。
この花言葉が特に向いていないのは恋人です。
「あなたは私に執着しすぎです(別れたい)」というメッセージに受け取られる可能性が高くなります。
逆に執着され過ぎて本当に別れたい相手は、察してくれるような性格ではないので、やはり良い結果には繋がりません。
「密かな情熱」
「コニシキソウ」は茎をちぎると白い乳液が出ますが、ベタついて残りやすく、毒性があり皮膚炎を起こします。
切るまでは見えないところ、くっついて離れないところ、熱感を伴う炎症、とイメージ通りの花言葉です。
由来は最悪ですが、言葉自体は良いものです。
人知れず努力を続けるチームメイトや、人に言いにくい趣味を持つ友人などに贈るのに向いています。
片思いをしていた相手に告白する時、メッセージに画像をワンポイント添えても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、「密か」なものに気付く筈がない、関係の薄い相手です。
「何の事を言っているのか」と、怪訝な顔をされるでしょう。
「変わらぬ愛」
根の強さや枯れにくさなど、雑草としての丈夫さから付いた花言葉です。
長年連れ添った配偶者や、独立して家を出る子供などに贈るのに向きます。
フリーザーバッグや衣類用防虫剤のイメージとしても使えます。
この花言葉が合わないのは、長年付き合っている恋人です。
同時にプロポーズするなら良いのですが、そうでなければ、結婚する気が無い事の宣言でしかなく、相手を不安にさせるだけです。
「ピンチがチャンス」
雑草とされる「コニシキソウ」は、人が踏むような場所でも元気に生えます。
一見生育に不利な環境ですが、裏返せば競合する植物が少なくそこを独占出来る事を意味します。
ピンチも角度を変えればチャンスになるという良い例でしょう。
この花言葉が合うのは、思わぬ発想でチャンスを掴む友人や同僚、チームメイトなどでしょう。
不祥事の発覚した会社で、再建会議の場に飾るのも良いでしょう。
リストラなど大きな挫折感を味わっている時、道端の「コニシキソウ」を見つめてみると、立ち直るきっかけが掴めるかも知れません。
まとめ
「コニシキソウ」は外来種で、嫌われがちな雑草です。
花言葉を知っていれば、興味深く眺め、花に気付く事も出来るでしょう。
多面的に花を見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。