「オニアザミ」は、キク科アザミ属の多年草です。
日本固有種で、本州の中部地方から東北地方の日本海側に分布します。
草丈は1mほど、花は薄紫色で、下向きに咲き、花期は6月から10月です。
今回は、「オニアザミ」の花言葉について解説します。
「オニアザミ」の花言葉
「触れないで」「人間嫌い」「素直になれない恋」「哀しみ」です。
アザミ属に共通する花言葉を含みます。
あまり良くない意味ですが、他の花と組み合わせる事で、深みを持たせられるでしょう。
「触れないで」
トゲだらけの姿から付いた花言葉です。
拒絶を意味する悪い言葉のようですが、その本質は、相手を傷付けまいとする優しさとも言えます。
自分の今のコンディションなどから、優しく出来ず傷付けてしまいそう、という意味にも、触れて欲しくないが故にトゲを出しているという意味にもなります。
「人間嫌い」
こちらもトゲから付いたもので、人を近寄らせない性質を表しています。
「人間嫌い」と言われる人が、本当に人間が嫌いかというと、そうとも限りません。
人が何かを嫌うには、接する必要があります。
ピーマン嫌いな子供は、それが食卓に上がるからこそ、嫌いを意識するのです。
従って、「人間嫌い」は、人間と関わろうとした結果の感情と言えるでしょう。
歩み寄ろうとした事があった、という事実を認識することが、理解を深めるでしょう。
誰かに贈るには難しい花言葉です。
創作で、隠者のキャラクタイメージなどには合います。
「素直になれない恋」
薄紫の美しい花を咲かせながら、トゲで相手を拒絶するという、相反する性質から付いた花言葉です。
蝶のように、軽妙に上から飛んで来てくれる人なら良いのですが、世の中そう上手くはいきません。
素直になる事をあまり考えず、1枚ペルソナをかぶり、人当たりの良い自分を演じる方が物事はスムーズに進むでしょう。
素直さは、距離が近付いてから、見せれば良いのです。
愛情表現が歪んでいる恋人へ贈ると意味が合いますが、良い結果にはなりません。
直して欲しいなら、素直に話しましょう。
「哀しみ」
「オニアザミ」の花が、俯いた様子から付いた花言葉です。
トゲの痛みや、「鬼の目にも涙」という連想にもなります。
哀しみに沈む時、元気にならなければ、と思うと長引きます。
感情は出し切った方が先へ進めるものです。
どんなに出し切ったと思っても次々に溜まるのであれば、どこかでバランスが崩れているため、人間関係なり仕事なり、環境を見直す時期です。
まとめ
「オニアザミ」は、キク科アザミ属の多年草で、日本固有種です。
花言葉は「触れないで」「人間嫌い」「素直になれない恋」「哀しみ」です。
自分の感情も見つめ直せる、花言葉を是非参考にして下さい。