「長生き」という花言葉を持つ花は、おじいちゃんやおばあちゃんに贈るのにはぴったりです。
敬老の日のギフトとしても良いでしょう。
そして長寿は古くから普遍的な願いであり続けており、それを象徴する花は少なくありません。
今回はそのような花について、微妙なニュアンスの違いも含め見ていきましょう。
「長生き」の花言葉を持つ花
「長生き」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「リンドウ」
リンドウは敬老の日のギフトとして最もポピュラーな花のひとつです。
星型で紫色の花が愛でられているだけでなく、胃に良い薬草として用いられることがあります。
また漢字では竜胆と表記されますが、これは薬にすると熊の胆嚢より苦いことからきているそうです。
花言葉は「勝利」「正義」「誠実」「高貴」など。
これらは一見長寿とは何の関係も無さそうですが、実はリンドウの「勝利」や「正義」には「病に打ち克つ」というニュアンスが含まれています。
ゆえにリンドウは「いつまでも健康でいてください、そして長生きしてください」というメッセージを含むギフトになったのです。
「ミリオンバンブー」
ミリオンバンブーは小さな竹のような見た目をしている観葉植物です。
金運アップに良い縁起物であることから開運竹、富貴竹と呼ばれることもあります。
花言葉は「長寿」「幸運」「開運」など。
花言葉に表れている通りこちらはラッキーアイテムとしての側面が強く、中国や台湾などでは開業祝いや神棚に飾る木としても人気です。
またあまり日光を必要とせず、管理も難しくないことから贈られた側の負担になりにくいのも見逃せない点。
ちなみに風水の考え方によれば、ミリオンバンブーで健康運をアップさせたいなら北東に置くと良いのだそうです。
「ユウゼンギク」
ユウゼンギクは北アメリカ原産のキク科の花で、赤、赤紫、ピンク、紫、すみれ色などのカラーバリエーションがあります。
敬老の日のギフトとしては普及していませんが、「老いても元気で」「若者に負けない元気」という花言葉があるので、こちらも長寿を願うギフトとしては良いでしょう。
また開花期が6〜11月と長いうえ、キクの仲間らしく育てやすいです。
「長生き」と似た花言葉を持つ花
例えばマツには「不老長寿」や「永遠の若さ」という花言葉があります。
よって盆栽好きの相手に長寿を願ってマツの盆栽を贈る、介護施設の敷地に植える木としてマツを選ぶといったアイデアも良いでしょう。
またセンニチコウにも「不老長寿」という花言葉があるほか、アマランサスには「不老不死」という花言葉があります。
まとめ
「長生き」を表現するのに良い花としてはリンドウやミリオンバンブー、ユウゼンギクなどがあります。
また「不老長寿」の花言葉を持つマツやセンニチコウ、「不老不死」という花言葉を持つアマランサスも似たように使えるでしょう。