「逆境」とは、何かを目標として頑張ろうとする時、それを達成させないような障害が起きている環境や状況を指します。
「逆境」という花言葉の花を飾れば、自分がそんな状況にある事を意識し、慎重に行動したり、覚悟を決める時に使えます。
他に、そういった状況に翻弄される親しい人に、同情を伝えるメッセージにも出来るでしょう。
先輩などの立場から、「敢えて逆境を与える」という気持ちで、厳しい訓練などを課す場合も意味は合いますが、加減は必要です。
「逆境」の花言葉を持つ花
「逆境」という花言葉を持つ花は、ありません。
「逆境」と似た意味の花言葉を持つ花
「逆境」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ノギク(野菊)」
キク科の野生品種の総称で、慣習的な呼び名です。
「マーガレット」に見られるような、中央に筒状花、囲むように花弁(舌状花)をつけた頭花になります。
キク属、シオン属、ヨメナ属、ハマベノギク属、ハマギク属などが該当しますが、園芸品種に改良されているものは「ノギク」から外れます。
一方、野生種でも舌状花のみで構成される「タンポポ」などは、含まれません。
畑や庭に予期せず生えた場合、農作業や庭いじりの邪魔になる事から「障害」という「逆境」を構成するような花言葉が付きます。
他の花言葉としては「清爽」があります。
「逆境」に動揺せず、爽やかな振る舞いを保てるような人へ贈るのに向きます。
別々の意味で贈りたい場合は、どの花言葉の意味で贈るか、口に出して伝えましょう。
「スモモ(李)」
バラ科サクラ属の落葉樹です。
果実の意味にもなります。
春に花弁5枚の白い花を咲かせます。
中国では春の代表的な花です。
その後できる果実は赤く熟し、酸味がある事から「酢桃」の字をあてる事もあります。
花言葉は「困難」で、これも「逆境」と繋がりの強い言葉です。
「困難」が多く「逆境」となっている、とも、「逆境」で「困難」を感じているとも繋がります。
由来は中国の諺「李下に冠を正さず」です。
これは、「スモモ」がたわわに実った木の下で、冠をかぶり直そうと頭へ手を伸ばすと、それが遠目には「スモモ」を盗もうとしているように見えるので、やめたほうが良いという事です。
これが転じて「疑われるような行動は慎みなさい」という戒めの言葉として使われます。
視点を変えれば、「スモモ」が生えていると「冠を直す」という1つの行動が「困難」になる、とも言えるのです。
他の花言葉としては「疑い」「誤解」「忠実」「誠意」「独立」「甘い生活」「幸福な日々」などの花言葉が付き、こちらも意味が様々なので、誤解されない工夫が出来れば、良い贈り物になるでしょう。
「逆境」に近い花言葉もありますが、逆に「ハナキリン」の「逆境に耐える」、「カモミール」の「逆境に生まれる力」、「スノードロップ」の「逆境の中の希望」といった、それを乗り越える花言葉も多く見られます。
まとめ
「逆境」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花として「スモモ」「ノギク」などがあります。
他に「逆境」に対抗するニュアンスの花言葉は「ハナキリン」「カモミール」「スノードロップ」他多数があります。
相手に合わせて様々に使い分けられるでしょう。