「生まれ変わる」という花言葉の花は、何かしらのきっかけで、心身が別人のように大きく変わった人へ贈るのに向きます。
人が花に生まれ変わるのは、神話の一つの類型ですが、人間のままで中身が変わるイメージです。
他に、法人が業態や経営方針を大きく変えた時などにも合うでしょう。
新しい姿を褒めるのは良いのですが、過去を貶しすぎてもいけません。
花言葉の組み合わせなどを考え、角が立たない花を選びましょう。
「生まれ変わる」の花言葉を持つ花
「生まれ変わる」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「スズメウリ(雀瓜)」
ウリ科スズメウリ属の一年草です。
小さく白い花を咲かせ、指先ほどの卵形の白い果実を付けます。
この卵のイメージから「生まれ変わり」という花言葉が付いています。
他に「いたずら好き」という花言葉がつくため、元々不真面目だった人が心を入れ替えた時などに良いでしょう。
また、「あまりに大きく変わったため、悪戯に引っかかったようにおどろかされた」、という意味でも合います。
逆に、いたずら好きに変わり迷惑をかけるようになった場合は、「生まれ変わり」とはあまり言いません。
あくまで良い方向の変化に使うものです。
悪くなった場合、「人が変わったよう」というような言い回しになります。
「生まれ変わる」と似た意味の花言葉を持つ花
「生まれ変わる」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「クリサンセマム・ノースポール」
キク科フランスギク属の1品種です。
白いノギクの姿で、株を埋め尽くす程咲く様子を、北極(ノースポール)の氷原に喩えたのが「ノースポール」の由来です。
次々に花が咲く様子や、極点を軸に地球が回転している事から「輪廻転生」という花言葉が付きます。
仏教の概念で、死んだ者の魂がまた次の生き物に「生まれ変わる」事を意味します。
尚、「輪廻転生」の場合、素材としての魂が同じだけで、全く別人格として生まれます。
素朴な「生まれ変わり」とは意味が違いますが、こだわる人以外には気にしないでかまいません。
他の花言葉は「誠実」「冬の足音」「高潔」と、良い意味なので、改善を促したり、改善出来た人を褒めるのに向きます。
「ヒガンバナ(彼岸花)」
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、花色は赤です。
地上部分を枯らして再び生える様子から、「また会う日を楽しみに」という花言葉が付きます。
「生まれ変わる」事を期待して、相手を少し突き放す時に良いでしょう。
他の花言葉は「独立」「情熱」「想うはあなた一人」「諦め」「悲しい思い出」などがあり、生まれ変わりを本当に期待する場合と、「生まれ変わりでもしない限り、無理」という場合とで使い分け出来ます。
「ハイビスカス」
アオイ科フヨウ属の花で、赤から白の南国風の花を咲かせます。
立派な花がいつも咲いているようですが、1つの花は1日で枯れるため、「日々生まれ変わる」という意味で、「常に新しい美」という花言葉が付きます。
他に「新しい恋」「華やか」「勇敢」「しとやかな愛」などの花言葉があります。
日々何か改善していく人へ贈ったり、自分へ言い聞かせるのに向く花です。
まとめ
「生まれ変わる」という花言葉を持つ花は「スズメウリ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「ノースポール」「ヒガンバナ」「ハイビスカス」などがあります。
相手に改善を求めたり、成長を褒めたり、自分を省みるなど、様々な利用場面が考えられる花です。
