「歓迎」という花言葉は、誰かを迎え入れる時に使います。
利用される場面としては、自宅の来客から、商店やホテルも良いでしょう。
また、第一印象が大事な新入生や新入社員には、特に適しています。
良く気遣って選ばれた花で伝えられる歓迎の気持ちは、今後の付き合いをより良くしてくれるでしょう。
「歓迎」の花言葉を持つ花
「歓迎」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「フジ(藤)」
マメ科フジ属の落葉樹です。
庭園などで「藤棚」を見かける事もあるでしょう。
「藤色」と表現される紫色の花が、頭を垂れて出迎えているように見える事から付いたのが「歓迎」という花言葉です。
他に「恋に酔う」「優しさ」「決して離れない」という花言葉がついており、恋のニュアンスが強い「歓迎」です。
恋人を招待する時の贈り物や、玄関のディスプレイに良いでしょう。
「コブシ」
モクレン科モクレン属の落葉樹で、白い花を咲かせます。
歌にもうたわれる通り、春先に咲く花である事から、春を「歓迎」する事が由来で付いています。
他に「友情」「愛らしさ」という花言葉がついており、チームメイト、新入生、新入社員など、今後肩を並べて過ごす人を歓迎する時に好適です。
「ヒイラギ」
モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。
トゲトゲした葉で知られ、あまり歓迎ムードには見えませんが、「キンモクセイ」と同属のため、相手を迎え入れるような甘い香りがあります。
ここから「歓迎」という花言葉が付いています。
他に「用心深さ」「先見の明」「あなたを守る」などがありますが、意味は比較的一貫して矛盾するものはありません。
尚、クリスマスの飾りで知られる赤い実が付く「ヒイラギ」は、モチノキ科の「セイヨウヒイラギ」で全く別種です。
花言葉も「歓迎」とは全く趣が違うものが付き、代わりになりません。
「歓迎」と似た意味の花言葉を持つ花
「歓迎」とは人を迎え、好意的な気持ちを伝えるものです。
このため「おもてなし」という花言葉を持つ「アルメリア」「アンスリウム」も、お客さんに対しては、近い意味で利用出来るでしょう。
また、「クレマチス」には「旅人の喜び」という花言葉が付いています。
こちらは、旅人を歓迎する意味で宿の前に植える、という西洋の習慣が元になっているため、ホテルや旅館で歓迎を示すディスプレイに良いでしょう。
まとめ
「歓迎」という花言葉を持つ花として、「フジ」「コブシ」「ヒイラギ」があります。
同じような意味で使える花に、「アルメリア」「アンスリウム」「クレマチス」があります。
「歓迎」は、初対面時に使われやすい花言葉のため、よく花を吟味することで、今後の関係構築にも大いに役立つでしょう。
