「妄想」とは、他の人にはあり得ないと思えることを確信してしまうことを指します。
また、事実でないことを確信して、訂正ができない様を表す言葉です。
植物の中にも「妄想」の花言葉を持つものがあります。
「妄想」の花言葉を持つ花
「妄想」の花言葉を持つ植物は「カンナ」と「ケシ」です。
これらの植物について解説します。
「カンナ」
「カンナ」はカンナ科ダンドク属の植物です。
「カンナ」の名前は葦を意味するラテン語から来ており、名前のとおり「カンナ」の茎は葦のように中空になっています。
インドでは、「カンナ」はお釈迦様が流し、大地に染み込んだ血から咲いた花であるとされますが、まさに「カンナ」の花はオレンジや黄色といった暖色系の色鮮やかな花色です。
「妄想」という花言葉も、この色鮮やかな花色からつけられたといわれます。
「ケシ」
「ケシ」は麻薬の原料となるケシ科の植物を指す呼称です。
日本では法律により栽培が禁止されています。
「妄想」という花言葉も麻薬の原料となる植物ならではのものです。
「妄想」に関連した花言葉を持つ花
「妄想」に関連した花言葉を持つ植物に、「幻想」の花言葉を持つ「リナリア」、「まぼろし」の花言葉を持つ「ダイモンジソウ」、「空想」の花言葉を持つ「ルピナス」があります。
どれも現実ではない、想像に関連する言葉です。
「リナリア」
ゴマノハグサ科ウンラン属の「リナリア」はヒメキンギョソウ(姫金魚草)とも呼ばれる植物です。
ヒメ、の名を冠するように、金魚草よりも小ぶりながらも金魚の尾を思わせるようなヒラヒラした花びらが特徴の一つです。
この花姿が揺れる幻のようだとして「幻想」の花言葉がつけられました。
「ダイモンジソウ」
「ダイモンジソウ」はユキノシタ科ユキノシタ属の植物です。
山地の日陰で湿った岩場、渓谷の岩上に生息しています。
その生息地から「まぼろし」の花言葉がつけられたようです。
「ルピナス」
「ルピナス」はマメ科ルピナス属(ハウチワマメ属)の植物です。
古代ヨーロッパでは食用、薬用、飼料などさまざまな目的で栽培されていました。
現代でも大豆アレルギーの代替食品として利用される場面があります。
「ルピナス」を食べると空想力、想像力が高まるとかつて信じられていたことから「空想」の花言葉がついています。
まとめ
「妄想」という言葉のみを受け取るとマイナスなイメージが付きまといがちですが、広く想像の世界を表現する言葉として捉えると、花言葉として使える場面は様々出てきます。
場面に応じた花言葉を贈る参考になさってください。