「勝利」という花言葉の花は、勝負事や試験、大きな仕事などで成功したい時に飾ったり、そういった事に直面する親しい人を応援する時に向きます。
勝敗が付くスポーツチームのシンボルにも良いでしょう。
勿論、「勝利」後のお祝いにも合います。
多くの場合「験担ぎ」、続けば「ジンクス」にもなるため、扱いやすく、勝負の内容に沿った花言葉が揃う花を選びたいものです。
「勝利」の花言葉を持つ花
「勝利」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ヤシ(椰子)」
ヤシ科植物の総称です。
「ココヤシ」「テーブルヤシ」「シュロ」などに共通して「勝利」という花言葉が付きます。
これは、古代ギリシャにおいて、競技会の賞品が「オリーブ」などの冠と「シュロの枝」であったことに因ります。
名誉や神聖なものという位置づけで、実用性も他の賞品もありません。
他に、樹木で「勝利」という花言葉が付くものとしては、観葉植物として利用される「パキラ」があります。
「グラジオラス」
アヤメ科グラジオラス属の総称です。
花は白から赤、赤から黄色で、直立した花穂に多数の花が並びます。
名前の由来となった言葉が古代ギリシャ語の「グラディウス(剣)」で、真っ直ぐで先が尖った葉の形からの連想です。
剣で争い勝つイメージで「勝利」という花言葉が付いています。
他の花言葉としては「用心」「思い出」「忘却」「用意周到」「誠実」「愛の祈り」「密会」「努力」など、あまり統一性がないため、相手や状況に合わせて伝えましょう。
概ね良い意味ですが、受験や資格試験の場合は「忘却」が少々気になる言葉です。
他の花では「リンドウ」「キンレンカ(ナスタチウム)」に「勝利」という花言葉が付きます。
「紫のオダマキ」の花言葉も「勝利への決意」という近い意味です。
「パセリ」
セリ科オランダゼリ属(オランダミツバ属)の二年草で、野菜やハーブとして利用されます。
古代ギリシャの競技会で、賞品の冠の素材として利用された事から「勝利」という花言葉が付いています。
同じように冠に使われた植物として「オリーブ」「ゲッケイジュ(月桂樹)」にも「勝利」という花言葉が付きます。
尚、「アスパラガス」も冠として使われ、「私が勝つ」という花言葉が付きますが、こちらは競技会ではなく戦争のイメージです。
「勝利」と似た意味の花言葉を持つ花
「勝利」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ハナビシソウ(花菱草)」が「成功」、「キショウブ(黄菖蒲)」「幸せを掴む」、「モンステラ」の「嬉しい便り」も「勝利」の知らせと解釈出来るでしょう。
また、「ムラサキシキブ(紫式部)」の「愛され上手」は、いかにも恋に「勝利」しそうです。
その後、「オリヅルラン(折鶴蘭)」の「子孫繁栄」となれば、一族の「勝利」と言えるでしょう。
まとめ
「勝利」という花言葉を持つ花は「ヤシ」「パキラ」「グラジオラス」「リンドウ」「キンレンカ」「紫のオダマキ」「パセリ」「オリーブ」「ゲッケイジュ」です。
似た意味の花言葉を持つ花も「ハナビシソウ」「キショウブ」「モンステラ」「ムラサキシキブ」「オリヅルラン」などがあります。
選択肢が膨大なので、何に対する「勝利」かじっくり考えながら選べるでしょう。