「お元気で」という花言葉の花は、長期間または一生の別れになる相手へ贈り、健康を気遣う贈り物になります。
元気である事は、どんな成功にも絶対的に重要です。
しばしば使われるので軽い意味と考えてしまいますが、むしろ重要だからこそ頻繁に使われるのでしょう。
別れに合う、見た目良く扱いやすい花が選べれば、一層忘れ難い思い出になるでしょう。
「お元気で」の花言葉を持つ花
「お元気で」という花言葉を持つ花はありません。
「お元気で」と似た意味の花言葉を持つ花
「お元気で」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「紫のシオン(紫苑)」
キク科シオン属の多年草です。
学名は「アスター」ですが、「アスター」の名で流通しているのはシオン属から分岐したエゾギク属の花です。
「シオン」の花は、「ノギク」の姿で、草丈は2m程になります。
花言葉は「ごきげんよう」です。
「ごきげんよう」は、機嫌、つまり気分や体調が良い事を尋ねたり願ったりする挨拶ですから「お元気で」とほぼ同じ意味になります。
花言葉の由来としては、「シオン」の立派な花が、太陽や人に挨拶しているように見えるというのが1つめ。
そして、紫の高貴なイメージが、「ごきげんよう」という「お嬢様言葉」と合っているというのが2つめです。
「ネリネ(ダイヤモンドリリー)」
ヒガンバナ科ネリネ属の総称です。
「ユリ」と似た小ぶりな花を放射状に付け、華やかな印象です。
花言葉は「また会う日を楽しみに」といいます。
次に会う時、沈んだ顔や入院した姿を楽しみにしている訳ではありませんから、「お元気で」が前提に含まれた言葉と言えるでしょう。
由来は古代ギリシャ神話にあります。
古代ギリシャの海神といえば「ポセイドン」ですが、彼の妻になったのが海の女神「ネレイデス」の1人です。
このネレイデスが「ネリネ」の語源になっています。
ネレイデスは「ネレウス」の娘達で、30人いるとも50人いるとも言われ、海底の宮殿から滅多に出る事がありません。
このため、稀な出会いを喜び、次の出会いを期待する意味で「また会う日を楽しみに」という花言葉が付いているのです。
他の花言葉は「箱入り娘」「麗しい微笑み」「幸せな思い出」「輝き」「華やか」「忍耐」など、そのまま伝えても良い意味が揃います。
他にも「ユウゼンギク(友禅菊)」の「さようなら」「老いても元気」、「シクラメン」の「退職と別れの言葉」など意味が近い花言葉は多く、「元気」「健康」「別れ」なども含めるとさらに増えます。
まとめ
「お元気で」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花は「シオン」「ネリネ」「ユウゼンギク」「シクラメン」などがあります。
別れの場面に合う花が選べれば、忘れ難い思い出になってくれるでしょう。