「いたずら」はネガティブに捉えられることの多い花言葉です。
度を越したいたずらは事故やトラブルに発展することもあるので、恋愛をするほど精神的に成熟した大人が好んでいたずらをすることはほとんどないでしょう。
しかしまるで何者かに用意されたかのような出会いや物語になりそうな奇妙な出会いのことを「運命のいたずら」と表現することがあるなど、いたずらと恋愛はまったく縁がないというわけではありません。
また結婚式などで行われるサプライズもいたずらのニュアンスを多分に含む場合があります。
もちろん相手に楽しんでもらえる「いたずら」を心がけ、誰かを傷つけたり社会的規範から逸脱したりしないよう注意する必要があるでしょう。
「いたずら」の花言葉を持つ花
「いたずら」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「スターチス」
スターチスはイソマツ科イソマツ属の花です。
乾燥させても色があせにくいことからドライフラワーとして人気があります。
加えて「永久不変」「変わらぬ心」などの花言葉があることから長続きする愛を象徴するギフトとしても人気です。
なお他にも「いたずら心」や「途絶えぬ記憶」などの花言葉があります。
遊び心のあるサプライズプレゼントなどにはぴったりでしょう。
「ワルナスビ」
ワルナスビはナス科ナス属の多年草です。
ナスの花に似た花を付け、黄色いトマトのような実を付けますが名前からイメージされる通り毒があるため食用にはできません。
別名はソドムのリンゴ、悪魔のトマトなど。
非常に厄介な雑草として認知されており、刈り取るなどして物理的に駆除しようとしても容易に再生するうえ、除草剤も効きづらいので一度定着してしまうと完全に駆除することは困難です。
花言葉は「いたずら」「欺瞞」など。
こちらはどちらかといえば洒落にならないタイプのいたずらや悪意をイメージさせることが多いでしょう。
「スズメウリ」
スズメウリはウリ科スズメウリ属の一年草です。
スズメの卵に似た雰囲気の実を付けることからこの名が付いたといわれています。
またつる性植物であるため、オキナワスズメウリと呼ばれる種類のものはグリーンカーテンに利用されることがあるようです。
花言葉は「いたずら好き」「生まれ変わり」など。
こちらは実が観賞用に売られることがあるくらいかわいらしいことなどからサプライズに近い、悪意無きいたずらをイメージさせることが多いでしょう。
余談ですがスズメウリの実は一応食べられないことはないものの、一般的には食用にはしません。
またオキナワスズメウリの実は有毒なうえに非常にまずいのだそうです。
「いたずら」と似た花言葉を持つ花
例えばタガラシには「悪事」という花言葉があります。
タガラシはキンポウゲ科キンポウゲ属の越年草で、一般的には田んぼや用水路などに生える雑草として知られています。
名前通り噛むと辛い味がするとされていますが、毒草なので口に入れてはいけません。
また花は鮮やかな黄色のものです。
まとめ
「いたずら」やそれに近い花言葉を持つ花としてはスターチス、ワルナスビ、スズメウリ、タガラシなどが挙げられます。
サプライズギフトなどとして誰かに贈るなら、この中ではスターチスが最も使いやすいでしょう。