「アブラハム・ダービー」は、バラ科バラ属の品種の一つです。
耐暑性、耐寒性ともに強く樹高は150cmから180cmほどと少し大きめで、アプリコットピンクの大ぶりな花を5月から長いもので12月にかけて次々に咲かせてくれます。
花びらの数は最大70枚ほどと大変多く、初心者でも育てやすい品種でありながら豪華な見た目の花を楽しむことができるバラです。
今回は「アブラハム・ダービー」の花言葉いついて解説していきます。
「アブラハム・ダービー」の花言葉
「アブラハム・ダービー」は1985年に作出されたバラです。
原産地はイギリスで、イングリッシュローズと呼ばれるものの一つです。
イングリッシュローズは1867年以前に作られた品種の総称オールドローズの良さを生かしたバラが多いことが特徴ですが、「アブラハム・ダービー」は1867年以降に作られた品種の総称モダンローズを主体に掛け合わせて作られたものになります。
「アブラハム・ダービー」はアプリコットピンクの色が特徴的ですが、生育環境や生育年月によって外側の花びらの色合いが変化していくので一つ一つの株ごとに個性が現れる面白さがあります。
また「アブラハム・ダービー」の香りはムスクを思わせるような甘いフルーツの香りが特徴的ですが、とても香りが強いためたった一輪庭に咲いただけでも庭中に「アブラハム・ダービー」の香りが広がるとさえ言われています。
そんな「アブラハム・ダービー」の花言葉は「上品」、「感謝」です。
これらの由来について説明していきます。
「アブラハム・ダービー」の花言葉「上品」
「上品」の花言葉は「アブラハム・ダービー」の色合いに由来します。
赤ピンク色の花びらを持つバラ、アロハと、黄色の花びらを持つバラ、イエロークッションを交配させてできた「アブラハム・ダービー」はアプリコットピンクの花びらが特徴でありますが、年月を経るにつれさらに淡い色へと移ろっていきます。
この花色が「上品」であるとされ、この花言葉がつけられました。
「アブラハム・ダービー」の花言葉「感謝」
一般的に赤いバラは情熱を指し示すと言われています。
その一方で、ピンクやオレンジといった淡い色は燃え盛るような愛というよりは、長く優しく見守り続ける愛を象徴してくれます。
「アブラハム・ダービー」の「感謝」という花言葉も、その色合いから長く見守ってくれてありがとう、といった「感謝」の気持ちを伝えられる花であるとされています。
「アブラハム・ダービー」の豆知識
「アブラハム・ダービー」の名前はイギリス産業革命の進退に重要な役割を果たしたと言われるAbraham Darbyへの献名です。
アブラハム・ダービーは製鉄業で名を挙げた人物です。
まとめ
「アブラハム・ダービー」は見た目の変化、強い香りを楽しめるバラであり、日頃の感謝を相手に伝えるのにぴったりの花です。
贈答の際の参考になさってください。