「アップルパイ」と名付けられた花は存在しません。
また「アップルパイ」はリンゴをパイ生地で包んで焼いたお菓子で、日本を含む世界中で愛されています。
通常、花言葉は花や花のように美しい葉または新芽などに与えられるものであって、お菓子に花言葉が与えられることはありません。
しかし一部のアニメにおいて「アップルパイ」に花言葉があると紹介され、それが広まったことで「アップルパイ」にも花言葉があると認知されるようになったようです。
「アップルパイ」の花言葉
「アップルパイ」の花言葉は「友情」です。
その根拠や由来はまったく示されていないばかりか、この花言葉が広まるきっかけとなったアニメにおいてもネタっぽく扱われているため、他の花言葉と同じように扱うのは止めておいた方が良いでしょう。
ただしネタを知っている方に対して使うなら、一緒に盛り上がるきっかけとなる可能性があります。
ちなみにリンゴの花言葉は「優先」「好み」「選択」などで、リンゴの花の花言葉は「優先」「選ばれた恋」、リンゴの実の花言葉は「誘惑」「後悔」です。
ゆえにリンゴ単体で「アップルパイ」を友情の象徴にすることはできませんが、「友情」という花言葉を持つ花、例えば黄色いバラやアイビー、ライラックなどを添えることで似たようなことはできるかもしれません。
「アップルパイ」の豆知識
花に花言葉があるように、お菓子にも菓子言葉というものがあります。
例えばキャンディには「あなたが好きです」という菓子言葉が、マカロンには「あなたは特別な人です」という菓子言葉が付けられています。
「アップルパイ」の場合は少々複雑で、ホワイトデーのお返しとして贈る際に「永遠の愛」という意味が発生します。
またアメリカでは3月14日はパイの日(円周率のπにちなんでいる)となっているため、この日に「アップルパイ」を買ったり、作ったりすることも多いのだそうです。
ちなみに「アップルパイ」は、アメリカでは典型的なおふくろの味として認知されています。
それゆえ「As American as apple pie(アップルパイのようにアメリカ的、まさにアメリカ的な)」という慣用句があるほどです。
またアメリカではおふくろの味のことを「mom’s apple pie(ママのアップルパイ)」といいます。
まとめ
「アップルパイ」はリンゴをパイで包んだ焼き菓子であり、花や植物の一部ではありません。
しかし一部のアニメの影響により、「アップルパイ」の花言葉は「友情」であるという認識が広がったようです。
ちゃんとした根拠や由来があるわけではありませんが、今後こういった認識が広まり、植物以外に花言葉が与えられるケースが増えるかもしれません。
また「アップルパイ」はアメリカにおいては「とてもアメリカ的なもの」や「おふくろの味」の象徴とされています。