「サンパラソル」は、キョウチクトウ科マンデビラ属の蔓性の熱帯植物です。
「サントリーフラワーズ株式会社」が販売する園芸品種です。
蔓がゆっくり伸び、早く花が咲くため、まとまり良い株になる特長があります。
他に、蔓が伸びやすい「クライミングサンパラソル」もあります。
花は直径8cmほど、花弁5枚で、花色は赤から白、花期は5月から6月です。
今回は、「サンパラソル」の花言葉について解説します。
「サンパラソル」の花言葉
「固い友情」「固い約束」「独りの楽しみ」といいます。
いずれも良い意味で、贈り物に向きます。
「固い友情」
蔓が絡み合って伸びる様子から付いた、マンデビラ属共通の花言葉です。
友情はカジュアルに結ばれる絆です。
恋のように、1人と結ぶ事が推奨されているものではありません。
無論、友情関係にも嫉妬はありますが、恋ほど明確に亀裂が入るものではないでしょう。
一方、友情はカジュアルであるが故に、友情のフリした損得勘定や支配関係が忍び込む事があり、見分ける目が必要です。
特に「友達がいなければならない」と思う時が隙だらけになるので気を付けましょう。
まずは、幼なじみの友人へ贈るのに向く花言葉です。
「固い約束」
こちらも蔓が絡む様子から付いた、マンデビラ属の花言葉です。
約束は些細な事でも守らなければなりません。
人間関係は約束の連続です。
待ち合わせの約束を守り、集合場所の約束を守り、時間を守り、単なる雑談ですら、互いの傷つくような事や、騙すような事は言わないという暗黙の約束があります。
その中に、守られない約束が混じる時、全てを疑わなければならないのです。
何かしら約束を結ぶ時、贈り合うのに向きます。
少々忘れやすい約束の時、家に飾っておくのも良いでしょう。
何かと結びつけると、物事は覚えやすいものです。
「独りの楽しみ」
これが「サンパラソル」固有の花言葉です。
蔓が絡むマンデビラ属ですが、「サンパラソル」は蔓が伸びにくく、支柱なし(ボサ仕立て)でも楽しめます。
ここから、誰とも絡まない独りの時間も楽しめる人をイメージした花言葉が付きます。
人と一緒にいるのは楽しい事です。
けれど、それしか選択肢がない時、人と合わせる事が目的化しかねません。
一方、独りでも楽しめる人は、自分を無闇に曲げてまで、合わない人と一緒にいようとはしません。
この余裕があればこそ、一緒にいたい人だけと付き合う事も出来るのです。
自分から孤立する必要はありませんが、人に振り回され、不本意な振る舞いになっている時は、「サンパラソル」を手入れしながら、心を整理してみるのも良いでしょう。
まとめ
「サンパラソル」は色鮮やかでコンパクトにまとまる花です。
花言葉を知れば、自分と向き合いながら、より深く楽しめるでしょう。
花の解像度も上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。