太い茎に存在感のある「キングバンブー」は、リュウゼツラン科ドラセナ属の常緑樹です。
アフリカ原産の観葉植物です。
花は滅多に咲きませんが、咲くと小花が集まった球のような花穂になります。
今回は、「キングバンブー」の花言葉について解説します。
「キングバンブー」の花言葉
「幸福」「開運」「金運アップ」「長寿」といいます。
いわゆる「幸運の木」とされる事からイメージされる花言葉が揃い、相手の幸せを願う贈り物に向きます。
自宅で飾っても良いでしょう。
一方、占いや縁起担ぎといったものを嫌う人には合いません。
「幸福」
「キングバンブー」は、「王の竹」という意味ですが、竹とは品種が異なります。
葉を落とした緑の幹が、節のある竹に似て見える事から付いた名です。
竹は1万年生きるとされ、幸福をもたらす縁起物になります。
門松に使われるのも、そのような由来です。
一方、竹は地上部も地下茎が猛烈な早さで伸びるため、鉢植えにはあまり向きません。
このため、竹に見える「キングバンブー」が重宝されるのです。
他に、ドラセナ属自体が、「幸運をもたらす木」と言われている事も花言葉と意味が合います。
幸福は人それぞれ、「これがあるから幸福」というものでもありません。
人によっては憧れている時の方が幸せという事もあるでしょう。
幸福を祈り、愛する人へ贈るのに向きます。
「開運」
こちらも由来は同じです。
開運は誰にも嬉しい事ですが、それを活かせるかどうかは積み重ねです。
ニュートンの近くでリンゴが落ちたのは幸運ですが、他の人の前で落ちても、幸運と認識もされないでしょう。
「人事を尽くして天命を待つ」、まずは幸運を活かせる準備が重要です。
「金運アップ」
幸せの多くはお金で買えます。
人の心はお金で買えないといいますが、愛される人品を身に付けるのにもある程度のお金は必要です。
問題はどのように使うかという頭脳とセンスでしょう。
起業した友人へ贈るのに向きます。
「長寿」
竹の長寿のイメージから付いた花言葉です。
「寿」の文字が付く通り、単なる長生きよりも、喜ばしい長生きというニュアンスと解釈出来ます。
健康で若い時と同じ活動が出来る事でも良いですし、身体は衰えても子孫が活躍するのを見られるのも嬉しい事です。
元気で長生きして欲しい親や恩師、友人などへ贈るのに向きます。
家族全体の事として、ダイニングに飾るのも良いでしょう。
「キングバンブー」の豆知識
「キングバンブー」は、葉を落とした幹が竹の節のように見え、太く立派な事から付けられた流通名です。
品種としては「ドラセナ・サンデリアーナ」です。
一方、金運を強調する「ミリオンバンブー」の名でも流通しています。
同一品種ながら、販売時は名前のイメージに合わせた剪定がされ、別の植物のように見えます。
厳密なルールはありませんが、「キングバンブー」の時は幹の「太さ」を強調する短い形、ミリオンバンブーは「竹」を強調して途中の葉を落とし、長い幹を見せる形、ドラセナ・サンデリアーナは過度に剪定せず葉を残す形、という風に分けています。
まとめ
「キングバンブー」は独特の美しさのある植物ですが、花が咲く事も稀で、見過ごしてしまう事もあるでしょう。
花言葉を知り、興味を深めれば、存在に気付き、飾った人の心にも触れられるでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。