まん丸な葉っぱが可愛い「ピレア・ペペロミオイデス」は、イラクサ科ピレア属の多年草です。
中国原産で、観葉用として流通しています。
花は花茎にぽつぽつと並んで咲きますが、ごく小さく目立ちません。
主に丸い葉を楽しむ観葉植物です。
今回は、「ピレア・ペペロミオイデス」の花言葉について解説します。
「ピレア・ペペロミオイデス」の花言葉
「少女の恥じらい」「救われる人々」といいます。
いずれも見た目の印象から付いた花言葉で、特別悪い意味もないため、イメージが合う人への贈り物にも出来るでしょう。
「少女の恥じらい」
葉と比べ、控えめな花の様子から付いた花言葉です。
少女、つまり思春期の頃は、恥じらいが出始める頃です。
親の全肯定を受け、自分が一番可愛いと思っていた幼い価値観が、成長と共に世界が広がる事で、客観の視点に気づき揺らぎ始める、そんな年代です。
傍目から見ると初々しく可愛らしいものですが、当事者の中では価値観の激しい作り替えが行われ、大混乱状態と言えます。
当事者に贈るには向かない花言葉です。
思春期の一番辛い時期を過ぎても、少女の可愛らしさを持つ恋人に贈るなら丁度良いでしょう。
「救われる人々」
その葉の可愛らしさで、多くの人が心癒され救われるというのが1つめ、葉を貨幣に喩え、お金で人が救われるというのが2つめの由来です。
丸い葉をお金に喩えるのは一般的な見方で、「チャイニーズ・マネー・プランツ」という別名が付いています。
一方この丸さをパンケーキに喩えた「パンケーキ・プランツ」という花言葉もついています。
ひもじさに苦しむ人のところに飛んで行き、パンケーキを渡し救うイメージにもなるのです。
このように、人が救われるといっても形はそれぞれです。
どんなに恵まれているように見える人にも悩みがあり、それを救って欲しいと思う時はあります。
相手の苦しみを軽んじて、自分こそが苦しいと思うのは、視野が狭く考えの浅い発想でしょう。
助けられた時にお礼と共に贈ったり、助けたいと思う相手へ渡し、声を掛ける時に向きます。
「ピレア・ペペロミオイデス」の豆知識
「ピレア・ペペロミオイデス」の名前の由来は、まず「ピレア」がラテン語の「ピロス(フェルト帽子)」で、萼の形から付いたとされます。
一方、「ペペロミオイデス」は、「ペペロミアのような」という意味です。
更に「ペペロミア」は「ペパー(コショウ)に似た」という意味で、こんがらがりそうな由来です。
まとめ
「ピレア・ペペロミオイデス」は、葉の可愛らしい植物です。
花言葉を知り、興味を深めれば一層好ましく感じられるでしょう。
植物を彩り良く見せる、花言葉を是非参考にして下さい。