小ぶりな花が可愛らしい「デイジー(雛菊)」は、キク科ヒナギク属の一年草です。
「デイジー」の名は、「デイズアイ(日中の目)」が元になっており、日照に合わせ花を開閉する性質から付いた名です。
ヨーロッパ、地中海沿岸原産で、日本へは明治時代に持ち込まれました。
花色は白、ピンク、紫、赤、複色で、花期は12月から5月、種から育てる場合は3月から開花します。
今回は、「デイジー」の花言葉について解説します。
「デイジー(雛菊)」の花言葉
「美人」「平和」などが、「デイジー」に共通する花言葉です。
いずれも良い言葉で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
「美人」
「デイジー」の美しさから付いた花言葉です。
また、美しい森の妖精「ベリデス」が、果樹園の神の求愛から逃れる為に変身した花、という伝説も意味が合います。
同じ由来で「純潔」という花言葉も付いています。
容姿も振る舞いも美しい人へ贈り褒めるのに向く花言葉です。
「平和」
こちらは、古いアイルランドの伝説が元になっています。
とある娘が、戦争で家族を失った女性に、「デイジーの歌」を歌い慰めた、というものです。
平和を願う気持ちから付いた花言葉です。
家族の平和を願い、家へ植えるのに向きます。
「デイジー(雛菊)」の色別花言葉
カラフルな「デイジー」には、色別にも花言葉が付いているので、見ていきましょう。
赤い「デイジー(雛菊)」の花言葉
「無意識」といいます。
赤は情熱の色とされますが、「美人」と合わせ、燃え上がるような美しさで、意識せずとも人を惹きつけるというイメージの花言葉です。
自然体で魅力的な人へ贈るのに向きます。
白い「デイジー(雛菊)」の花言葉
「無邪気」です。
白は無垢、純真というイメージがあり、美しくも可愛らしい花によく合います。
小さい子供が摘んで遊ぶ「ノギク」類の姿でもあります。
無邪気で振る舞いが素直な恋人への贈り物に良いでしょう。
ピンクの「デイジー(雛菊)」の花言葉
「美人」「希望」があります。
ピンクは柔らかく甘いイメージがある色です。
共通する花言葉「美人」を一層引き立てるもの、または、未来への甘美な期待という意味になります。
魅力的な人へ、今後の希望を伝えるのに向きます。
黄色い「デイジー(雛菊)」の花言葉
「ありのまま」です。
陽光の降り注ぐ野に咲く、太陽を写し取ったような花のイメージから付いた花言葉です。
自分を出す事に遠慮がなく、そこが魅力になっている人へ贈るのに向きます。
紫の「デイジー(雛菊)」の花言葉
「健やか」「元気」といいます。
紫は一般に「高貴な色」とされますが、「デイジー」の持ち味は、健康的な美しさでしょう。
そんな「デイジー」の誇りを表す花言葉です。
気軽な挨拶にも、最愛の人にも良いでしょう。
まとめ
「デイジー」は身近で見飽きた花かも知れません。
花言葉を知れば、飾った人の細やかな気遣いにも触れられるでしょう。
風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。