「カシス(黒すぐり)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「カシス(黒すぐり)」の花言葉とは? 花言葉

「カシス(黒すぐり)」はスグリ科スグリ属の落葉低木です。

別名である「クロフサスグリ」や、英語名の「Blackcurrant(ブラックカラント)」と呼ばれることもまれにあります。

日本においてはカシスオレンジやカシスウーロンなどのお酒は広く親しまれているものの、「カシス(黒すぐり)」の実がそのまま食されることはあまりありません。

「カシス(黒すぐり)」の実はブルーベリーやラズベリーといったいわゆるベリー類のひとつで、その名の通り黒く、丸い形をしています。

大きさは直径1cmほどで、味は酸味がとても強く、甘味、苦み、えぐみは弱いです。

つまりは有り体に言ってしまえば他のベリー類より美味しいものとはいえないのですが、ヨーロッパなどでは古くから山の恵みとして親しまれているほか、アントシアニン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンなどの栄養を豊富に含むことが分かっています。

なお「カシス(黒すぐり)」の花は赤みを帯びた黄緑色のものであるうえ、あまり大きくなく形も地味であることから観賞用にされることはありません。

開花期は4〜5月です。

「カシス(黒すぐり)」の花言葉

「カシス(黒すぐり)」の花言葉は「あなたを喜ばせる」「あなたの不機嫌が私を苦しめる」「あなたに嫌われたら私は死にます」です。

花言葉はどうにも重いものばかりですが、これらはスグリの木にトゲがあることからきています。

ちなみに「スグリ(酸塊)」とは「酸っぱい実」という意味。

また「クロフサスグリ」があれば「シロフサスグリ」「アカフサスグリ」というものもありますが、これらもまたとても酸っぱいのでケーキなどの飾りに使われたり、ジャムやシロップなどに加工されたりします。

ともあれ「カシス(黒すぐり)」の花は日本の市場で入手することがほぼ不可能であることもあり、花言葉を込めたギフトとされることはないでしょう。

一方、冷凍された「カシス(黒すぐり)」の実やドライカシス、「カシス(黒すぐり)」のジャムやワイン、ピューレなら通販などで入手することが可能です。

「カシス(黒すぐり)」の豆知識

海外において「カシス(黒すぐり)」はゼリー、クッキー、キャンディ、ジュースなどにも利用されるほか、抗インフルエンザウイルス作用がある、ガン予防効果があるといったデータもあります。

また世界で最も生産量が多い国はポーランド、日本で最も生産量が多い都道府県は青森県です。

青森県で生産される「あおもりカシス」は地理的表示保護制度(その地ならではの特産品を地域の知的財産として保護する制度)の第一号として登録されており、そのブランド化が進められています。

まとめ

「カシス(黒すぐり)」はスグリ科の落葉低木です。

日本ではカシスオレンジやカシスウーロンなどの酒類が有名ですが、ジャム、シロップ、ゼリー、クッキー、キャンディなどにも使われます。

また抗インフルエンザウイルス作用やガン予防効果があるといったデータがあるほか、アントシアニンやビタミンCなどの栄養素を豊富に含むことでも注目されているようです。

花言葉は「あなたを喜ばせる」「あなたの不機嫌が私を苦しめる」「あなたに嫌われたら私は死にます」という重いもの。

とはいえ「カシス(黒すぐり)」の花がギフトになることはほぼないでしょう。

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