「オレンジのジニア」は、キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)のオレンジ花品種です。
ジニアの原産地はメキシコ周辺で、「ジニア・ハーゲアナ(メキシコ百日草)」「ジニア・エレガンス(百日草)」「ジニア・リネアリス(細葉百日草)」「プロフュージョン」など、様々な園芸品種が作られています。
花は八重咲きの他、ポンポン咲きやアネモネ咲きなど多彩で、花期は5月から11月です。
今回は、「オレンジのジニア」の花言葉について解説します。
「オレンジのジニア」の花言葉
「注意を怠るな」「不在の友を思う」「古き良き時代」「絆」といいます。
全体的に郷愁を感じさせる言葉で、思い出を共有する人へ贈るのに向きます。
「注意を怠るな」
幾つかの品種に「百日草」の和名が付いている通り、ジニアは花期の長い花です。
いつまでも楽しめるから、今日でなくても良い、というのは危ない発想です。
余裕があると思う時ほど失敗しやすいもの。
学校も家から近いほど遅刻しやすくなるのです。
花の盛りを見逃さないように、という警告の花言葉です。
独立する子供へ贈るのに向きます。
「不在の友を思う」
ジニアの名前は、18世紀にスウェーデンの植物学者「カール・リンネ」が付けたもので、ドイツの植物学者「ヨハン・ゴットフリート・ジン」への献名です。
ジンも同時代の植物学者で、31歳という若さで世を去っています。
彼への追悼がイメージされる花言葉です。
同じ由来で「あなたの不在を悲しむ」という花言葉も付いています。
お供えに向く花言葉です。
「古き良き時代」
「オレンジのジニア」固有の花言葉です。
古い白黒写真のあせた色合いのイメージです。
通常「セピア」と表現しますが、オレンジと解釈しても良い色です。
科学の発展を考えれば、古い時代が良い時代というのは、明らかに錯覚と言えます。
勿論、戦争や災害で現状が困難になっていれば、昔の方が良い時代になりますが、そういう時に使う表現ではありません。
一方、良い悪いは主観でしかありません。
過去は、自分も友人達も若く元気で、希望に満ちています。
そして、辛い事は渦中にいる時が一番辛く、一歩引くとそこまででもないように見えるものです。
これらを合わせ、古い時代は大体良いものに見える、という事なら間違いありません。
こういった無粋な事を言わず、一緒に懐かしんでくれる古い友人へ贈るのに向きます。
「絆」
「古き良き時代」「不在の友を思う」と絡めた花言葉です。
絆が結ばれた相手は、大切なものです。
互いに糸で結び付いていくイメージですが、時に他人の糸にも絡み、歳を経ると糸玉のようになるかも知れません。
その糸玉を無理に解こうと考えず、触感を楽しむのが、人生の醍醐味の1つでしょう。
何かしら、絆を感じる相手や、今後絆を結びたい相手へ贈るのに向きます。
まとめ
「オレンジのジニア」は、温かく可愛らしい花です。
花言葉を知れば、更に深い意味にも触れられるでしょう。
花を一層身近に感じさせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。