「ユーチャリス」は、ヒガンバナ科「ユーチャリス」属の多年草です。
中央アメリカから南アメリカ原産で、日本へは明治時代に持ち込まれ、鑑賞用として利用されています。
花は「スイセン(水仙)」と似た形で、白い花弁が6枚付きます。
熱帯性のため花期は不定期です。
今回は、「ユーチャリス」の花言葉について解説します。
「ユーチャリス」の花言葉
「気品」「純愛」「天真爛漫」「清々しい日々」などがあります。
純白の花のイメージと良く合う花言葉が並びます。
いずれも良い意味ですが、案外それぞれでニュアンスが変わってしまうので、贈る時はどんな意図であるかを伝えると良いでしょう。
「気品」
白く、やや俯きがちな花を、楚々とした貴婦人に喩えた花言葉です。
気品のある人というのは、何かで豪華に着飾るとか、社会的なステータスがあるというような、分かりやすい部分では計れません。
同じ空間にいる時、その振る舞いから自然に伝わって来るものです。
そんな好ましい雰囲気の人へ贈るのに向きます。
物ばかり揃え、付け焼き刃で気品のある人を装おうとする人には合いませんが、そこで満足せず、本物になる努力の途上なら、応援の意味で贈っても良いでしょう。
「純愛」
「ユーチャリス」は別名を「アマゾンユリ」と言い、確かに「ユリ」と似た姿でもあります。
白いユリは「聖母マリア」のシンボルとされており、愛や清純と結びつき、この花言葉になっています。
同じ由来で「清らかな心」「純真」という花言葉もあります。
純愛という言葉からイメージされるのは、学生時代の恋ですが、そればかりでもありません。
大切なのは邪念のない事で、他に気が逸れる事なく、相手を真っ直ぐ愛しているのであれば、他の部分は気にする事もないでしょう。
プロポーズの愛の言葉に添えて贈るのに良い花言葉です。
結婚する人へ祝福として贈ったり、結婚式のディスプレイにしても良いでしょう。
「天真爛漫」
「ユーチャリス」の熱帯植物のイメージから付いた花言葉です。
技巧の極致で作り上げられた品種、というイメージではなく、熱帯の気候の中で、のびのび育った花という事です。
天真爛漫という言葉は、生まれついての純真さや、のびのびと明るい様子を表すため、特に、子供に贈り素直な成長を祈るのに向きます。
「清々しい日々」
真っ白い花は清潔で清々しいイメージがあります。
「日々」の方は、結婚生活のイメージが強いでしょう。
新婚家庭に飾り、多少の波風はあるにせよ、心地よい朝が明日も迎えられるよう祈るのに向きます。
まとめ
「ユーチャリス」は目の覚めるような純白が美しい花です。
花言葉を知れば、一層白さが際だって感じられるでしょう。
花をより輝かせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。