「ベルフラワー」はキキョウ科カンパニュラ(ホタルブクロ)属のユーゴスラビア原産の植物です。
10?20cmの低い草丈の植物で4月から5月ごろ青色、紫色や白色の花を咲かせます。
今回は「ベルフラワー」の花言葉について解説します。
「ベルフラワー」の花言葉
「ベルフラワー」の和名はオトメギキョウ(乙女桔梗)と呼ばれます。
キキョウよりも小さな植物であるためこの名前がつけられたと言われます。
また「ベルフラワー」の属名であるカンパニュラ(Campanula)とはラテン語で小さな鐘を意味する言葉です。
その属名のとおり釣鐘のような形をした「ベルフラワー」ですが、このベルとはまさに鐘、特に教会の鐘を指します。
英名ではDalmatian bellflower(ダルメシアン・ベルフラワー)と呼ばれることがありますが、これは原産地であるクロアチアのダルマチア地方に由来するものであるとされます。
「ベルフラワー」は同じくキキョウ科カンパニュラ(ホタルブクロ)属のカンパニュラと花姿が似ていますが、カンパニュラが5cmほどの花を持つのに対し、「ベルフラワー」の花は2cm程度の星型です。
カンパニュラと「ベルフラワー」は花の大きさ、形で区別するとよいでしょう。
そんな「ベルフラワー」の花言葉は「感謝」、「誠実」、「楽しいおしゃべり」です。
これらの由来について説明します。
「ベルフラワー」の花言葉「感謝」「誠実」
「ベルフラワー」は教会の釣鐘に例えられる植物です。
原産地であるヨーロッパにおいて教会とは「感謝」や「誠実」さなどを教える場であるとされます。
「ベルフラワー」の花言葉にこれらの言葉が選ばれたのは、「ベルフラワー」の花が教会を連想させるものであったからであるとされます。
「不変」、「貞節」といったやはり教会の教えも時に「ベルフラワー」の花言葉であるとされることがあります。
「ベルフラワー」の花言葉「楽しいおしゃべり」
「ベルフラワー」は横に向かって生い茂っていく性質をもっています。
環境が合えば株が見えないほどぎっしりとクッション状に生い茂り、絨毯のように見えることもあるほどです。
また、一つ一つの花は斜め上を向いて集まって咲く習性ももっています。
このように小さな花が寄せ集まって咲く様が「楽しいおしゃべり」をしているように見えることからこの花言葉がついたとされます。
「ベルフラワー」の豆知識
寄せ植えの足元に、ハンギングバスケットにと「ベルフラワー」はガーデニングに役立つ植物の一つです。
切り戻しなどこまめに手入れすることで長く咲き続けられるので、育てる際には手をかけてあげるといいでしょう。
まとめ
「ベルフラワー」は小さな可愛らしい姿に加えて、仲の良い人、感謝を伝えたいと思っている人などに贈りやすい花言葉をもった植物です。
贈答の際の参考になさってください。