「赤いアザレア」は、ツツジ科ツツジ属のアザレアの赤色品種です。
「アザレア」はツツジ類を指す英名ですが、日本で「アザレア」と呼ぶ場合は、「タイワンツツジ」の改良品種を指します。
花は漏斗型で端は5つに分かれ、花期は主に4月から5月です。
今回は、「赤いアザレア」の花言葉について解説します。
「赤いアザレア」の花言葉
「恋の喜び」「節制」「禁酒」「節度の愛」などがあります。
アザレアに共通する花言葉を含みます。
方向性の違う花言葉が含まれるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
「恋の喜び」
アザレアに共通する花言葉です。
動植物が恋し始める春頃に咲き、貴婦人のドレスを逆さにしたような美しい花のイメージから付いています。
春を人生のスケールに合わせ、思春期頃の初めて恋を知った喜び、としても意味が合う花言葉です。
同じ由来で「あなたに愛される喜び」「愛の楽しみ」などがあります。
恋人へ贈り愛情表現としたり、恋して浮かれている友人へ贈るのに向きます。
この花言葉を贈るのに合わないのは、恋に悩む人です。
後から見れば、それも醍醐味ですが、当事者視点では難しいでしょう。
「節制」
アザレアが乾燥に強く、自制心のある人をイメージさせる事から付いた花言葉です。
アザレアの名前も、ラテン語の「アザレオス(乾燥)」から付いています。
自制心があり、暴飲暴食を避け、心身健康に過ごせている人へ贈るのに向きます。
修道士や僧侶にも会うでしょう。
逆に生活が乱れている人へ、忠告の意味で贈る事も出来ます。
一方、無理なダイエットで苦しむ人には合いません。
こういう人は、自分は節制しているつもりですが、無理な手段を選ぶ時点で「手早く簡単に済ませたい」という、どこか弛んだ考えがあるのです。
節制出来る人は、長期計画で無理なく確実に痩せられものです。
そもそも、太る事もありません。
「禁酒」
本来、「節制」と同じ花言葉です。
英語ではいずれも「テンパランス(節制・禁酒・節酒・善心)」という単語をあてます。
飲み過ぎる人へ贈るのに向きますが、それで治らないようなら医療へ繋ぎましょう。
精神に作用するお酒を、精神力でやめようとするのは、右手で右手を掴むようなものです。
「節度の愛」
これが「赤いアザレア」固有の花言葉です。
赤は情熱の色とされますが、節度を守る強い心と、強い愛情が拮抗しているイメージです。
理性的に、段階を踏んで交際している恋人へ贈るのに向きます。
神への愛という解釈で、信心深い人にも良いでしょう。
創作で、恋に悩む修道女キャラのイメージとしても使えます。
この花言葉が合わないのは、愛情を振りまく奔放な人です。
忠告なら意味は合いますが、それで改めるような人でもないでしょう。
まとめ
春先の「赤いアザレア」は、華やかで心浮き立つものです。
花言葉を知れば、あまり浮かれすぎず、心を引き締める気持ちにもなるでしょう。
自分を省みる事にも繋がる、花言葉を是非参考にして下さい。