「紫のアスター」は「アスター」の中でも紫色のもので、花のカラーバリエーションが豊富な「アスター」の中でも比較的数が多いものです。
また青みの強い紫色のものは「青色のアスター」「ブルーアスター」として扱われることもあります。
ちなみに植物の分類にアスター(シオン)属というものがありますが、「アスター」はアスター属ではありません。
しかしかつてはアスター属に分類されており、またそれが名前の由来にもなっています。
なお現在の分類はキク科エゾギク(カリステフス)属。
お店では「エゾギク」という名前で売られていることもよくあります。
ちなみに宿根アスターという名前が似た花がありますが、あちらは今でもキク科アスター属であり別物。
同じキク科ではあるためまったくの無関係というわけではありませんが、「アスター」が一年草なのに対し宿根アスターは多年草、「アスター」の開花期が6〜8月なのに対し宿根アスターの開花期は6〜11月であるなど様々な違いがあります。
「紫のアスター」の花言葉
「紫のアスター」の花言葉は「恋の勝利」「私の愛はあなたの愛より深い」です。
「私の愛はあなたの愛より深い」はさすがに贈り物に込めるには重すぎるものですが、「恋の勝利」は恋愛にはぴったりのものだと言えるでしょう。
また「アスター」全般の花言葉は「信じる恋」「変化」。
なおこれらの花言葉は、かつて「アスター」が恋占いに使われたことからきています。
好き、嫌い、好き……とつぶやきながら花びらを一つずつちぎっていく花を使った恋占いは絵本や童話などでしばしば見られるものですが、今ではマーガレットが主に使われているそうです。
なおこの影響で他の色の「アスター」にも変化や移ろいに関する花言葉があるため、誤解を生まないためにも「アスター」を贈り物にするならメッセージカードを添えるのが良いでしょう。
「紫のアスター」の豆知識
「アスター」には様々な品種がありますが、大きく3つに分けることができます。
一重咲きのもの、八重咲きのもの、ポンポン咲きのものです。
このうち最もポピュラーなのが一重咲きのもので、代表的な品種は「ステラ」シリーズなど。
また八重咲きやポンポン咲きのものはボリューム感があるのが特徴で、「あずみ」シリーズなどがその代表として知られています。
まとめ
「紫のアスター」はキク科の花で、「エゾギク」という名前で売られていることもあります。
花言葉は「恋の勝利」「私の愛はあなたの愛より深い」。
後者はちょっと重すぎるものではありますが、前者は恋愛にはぴったりのものです。
