「ジンジャーリリー(ハナシュクシャ)」は、ショウガ科ハナシュクシャ属の多年草です。
インドからマレーシア原産で、日本へは江戸時代に鑑賞用として持ち込まれました。
花は直径11cm程で、色は白、花期は7月から11月です。
今回は、「ジンジャーリリー」の花言葉について解説します。
「ジンジャーリリー(ハナシュクシャ)」の花言葉
「豊かな心」「慕われる愛」「あなたを信頼します」「無駄なこと」などがあります。
良い意味と意味深な言葉が混じるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
「豊かな心」
見た目が美しく香りも良い事から、部屋に置くだけで心が豊かになりそう、というイメージで付いた花言葉です。
感受性豊かで芸術作品も自然の風情もよく楽しめる人へ贈るのに向きます。
この花言葉が向かないのは、感受性に乏しく実利でしか物事を見ない人です。
人生観に関わるので、助言の意味でも響きません。
「慕われる愛」
良い香りの「ジンジャーリリー」に、人が集まるイメージで付いた花言葉です。
愛情深い性格で、それを表に出す実行力があり、人から慕われている人へ贈るのに向きます。
有能な保育士にも良いでしょう。
多くの人に慕われていなくても、あなたが慕わしいと思うなら、問題ありません。
この花言葉が合わないのは、悪口が好きで人の不幸を喜ぶタイプの人です。
同じタイプの人と盛り上がる事もありますが、そこに愛はなく、不興を買えば悪口を言われる側になるという猜疑心だけです。
「あなたを信頼します」
同科で食用の「ショウガ」と共通する花言葉です。
ショウガは身体を温めるなど、食べて効能があり、信じ頼るに値するという意味ですが、「ジンジャーリリー」は見た目や香りで心を癒せるのです。
同じ由来で「信頼」という花言葉もついています。
尚、「ジンジャーリリー」の別名「ハナシュクシャ」の「シュクシャ(縮砂)」は生薬名です。
薬効がありそうな名ですが、実際には「シュクシャ」とは種類が異なります。
誠実で信頼出来る人へ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、「信じて欲しい」と言葉にする人です。
信頼出来る人は、行動や説明で、既に信頼させているものす。
「無駄なこと」
一時的に地上部分がなくなる宿根草の性質から、「絶対大丈夫なので、気に掛けるだけ無駄」という意味で付いた花言葉です。
一方、「ジンジャー」と名前に付きますが、食べる事が出来ず、調理しても無駄になる事も意味が合います。
あまり良い意味ではありませんが、心配をかける相手に、気にしなくて良いと伝える意味で贈るなら合います。
「ジンジャーリリー(ハナシュクシャ)」の豆知識
「ジンジャーリリー」は、葉や茎が食用のショウガに似て、花がユリを思わせる事から付いた名です。
単に「ジンジャー」と呼ばれる事も多いのですが、園芸趣味がない人は、100%食べる方と思うので、お使いを頼む時は「ジンジャーリリー」とはっきり伝えましょう。
それを怠り、チューブ生姜を買って来られて怒るのは、筋違いです。
まとめ
「ジンジャーリリー」は香りも姿も好ましい花です。
花言葉を知れば、その性質にも興味が向くでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。