「ラムズイヤー」はシソ科イヌゴマ属の多年草です。
オーストラリア以外の温帯、亜熱帯域に分布し、日本へは大正時代に伝わっています。
紫色の小花を、階層を作るように段々に咲かせ、花期は5月から7月です。
今回は、「ラムズイヤー」の花言葉について解説します。
「ラムズイヤー」の花言葉
「あなたに従う」「誘惑」といいます。
比較的良い意味の言葉で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
「あなたに従う」
「ラムズイヤー」とは、「子羊の耳」を意味する事から、羊飼いに従い動く羊をイメージした花言葉です。
一方、単に「耳」に着目すると、『論語』の60歳で目指す境地の「耳順(じじゅん:みみしたがう)」があります。
これは、60歳になった時、学徳の修養が自分の血肉になり、人の話からそのまま真実が聞き取れるため、耳を疑う必要が無い、という意味です。
こちらの解釈でも花言葉の意味が合います。
何かしら、相手に従う意思表示と合わせて贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、相手が難題を押しつけようとしている時です。
何でも言質を取ろうとしている状況なので、冗談でも隙を見せるのはやめましょう。
君子危うきに近寄らず、です。
「誘惑」
柔らかい毛に覆われた「ラムズイヤー」の葉は、思わず触りたくなる事から付いた花言葉です。
ある程度気持ちが伝わっている意中の人を、デートに誘う時に添えるのに向きます。
恋人への愛情表現にも良いでしょう。
小悪魔的な魅力のある女優へのファンレターにも合います。
自宅に植え、その柔らかさを参考に、魅惑的な雰囲気のイメージ作りにも使えます。
この花言葉が合わないのは、関係性が特に深くない人です。
ある程度セクシャルなやり取りが許容されていない限り、アプローチとしても踏み込みすぎで、嫌がられます。
「ラムズイヤー」の豆知識
「ラムズイヤー」は、その毛の生えた葉が子羊の耳を思わせるところから付いた名前です。
和名を「ワタチョロギ(綿草石蚕)」といいます。
綿のような毛が生え、全体は「チョロギ(草石蚕)」に似ている事が由来です。
「チョロギ」は同属の植物で、根の形から「チョンロイ(朝鮮語でミミズ)」と呼ばれ、これが転訛したといわれています。
まとめ
「ラムズイヤー」はつい触ってみたくなるような植物です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。