「ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)」は、キク科ヒヨドリバナ属の多年草です。
国外ではロシア、国内では中部地方以北に分布し、湿った草原に生育します。
花は薄紅紫色から白で、筒状花のみで形成され、複数寄り集まって咲きます。
花期は8月から9月です。
今回は、「ヨツバヒヨドリ」の花言葉について解説します。
「ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)」の花言葉
「清楚」「期待」「延期」といいます。
同属の「ヒヨドリバナ」の花言葉と共通します。
比較的良い意味で、意味が合う相手の贈り物に向きます。
「清楚」
「ヨツバヒヨドリ」の花は、筒状花だけで形成され、大きく開く事がなく控えめな形です。
また、花はほんのり色づいていますが、雄しべが目立ち、全体的な印象は白で、色に染まらないイメージがあります。
これらから、付いた花言葉です。
行いが正しく控えめな人へ贈るのに向きます。
「期待」
花が期待を煽るように少しずつ咲くところから付いた花言葉です。
大きく花が開かず、じらすような印象からも合います。
今後が期待される成長企業へ入った友人などへ贈るのに向く花言葉です。
農作業など、先へ期待をかける仕事に携わる人にも良いでしょう。
この花言葉が合いそうで合わないのは、ギャンブル好きな人です。
本人は未確定な事に期待をかけているのですが、客観的な視点からは、期待の要素がありません。
「延期」
少しずつ花が咲く様子から付いた花言葉です。
悪く取られる事も多い言葉なので、冗談を言い合えるぐらい親しい相手になら使えます。
また、広報などで、イベントの開催延期などのメッセージに添えても合うでしょう。
「ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)」の豆知識
「ヨツバヒヨドリ」の名前は、「四葉」「鵯」で意味が分かれます。
「四葉」は、葉が茎をぐるりと囲む形で葉が生える時、平均すると4枚程度付く事から付いたものです。
ぴったり4枚付く訳ではなく、かなり分かり難い特徴です。
一方、「鵯」の方は、鵯が鳴く頃に咲くという意味になります。
ただ、鵯が特によく鳴く繁殖期は5月から9月で、あまりはっきりしたタイミングとは言えないでしょう。
まとめ
「ヨツバヒヨドリ」は控えめな花です。
花言葉を知れば、その存在に気付き、独特な花の姿を楽しむ事も出来るでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。