「ビナンカズラ」は、マツブサ科サネカズラ属の蔓性の常緑樹です。
海外では朝鮮、台湾、国内では関東以西に分布し、暖地の丘陵や山野に生育します。
花は直径2cm程、淡黄色で、花期は7月から8月です。
赤くい果実をつけ、こちらに鑑賞価値があります。
今回は、「ビナンカズラ」の花言葉について解説します。
「ビナンカズラ」の花言葉
「また逢いましょう」「再会」「好機を掴む」といいます。
基本的に良い意味ですが、状況によってニュアンスが左右されるので、TPOに合わせて使い分けましょう。
「また逢いましょう」
「ビナンカズラ」は別名を「サネカズラ(実葛)」といいますが、古くから日本で親しまれ、和歌にも詠まれています。
その時、しばしば「さね」を「小寝(一緒に寝る)」と掛け、「逢う」の縁語にしています。
この「逢う」というイメージから付いた花言葉です。
デートに誘う時や別れ際のメッセージに向く花言葉です。
普通に友人を誘う時でも間違いではありません。
全員が別れ行く、卒業式のディスプレイにも向きます。
この花言葉が合わないのは、同居している恋人や配偶者です。
また逢うためには一度別れなければならないので、「別れたい」という意思表示に伝わる可能性があります。
「再会」
こちらも同じ由来の花言葉です。
ステージのため結成した合同合唱団の解散時などに、再会を誓って贈り合うのに向きます。
稚魚の放流事業の宣伝イメージにも合います。
この花言葉が逢わないのは、会社の危機などで特別編成されたプロジェクトチームが解散する時です。
個々は良いですが、全員となると、また厄介事が起きるという意味になってしまいます。
「好機を掴む」
蔓が絡みつく様子から付いた花言葉です。
スポーツなどの大会や、受験、就職活動など、勝ち負けや合格が決まるものへ赴く人に贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、負けたり失敗した直後の人です。
「次回も頑張れ」という意味なら合いますが、もう少し落ち着いてからにしましょう。
「ビナンカズラ」の豆知識
「ビナンカズラ」は、「美男葛」という字をあてます。
これは茎葉から取った粘液が整髪料に使え、容姿を整えられる事から付いたものです。
地域によっては「ビジョカズラ(美女葛)」と呼ぶ事もありました。
まとめ
「ビナンカズラ」は果実が特に美しい植物です。
花言葉を知れば、さらに好ましく感じられるでしょう。
植物を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。