「ミツガシワ(三槲)」は、「ミツガシワ」科「ミツガシワ」属の多年草です。
北半球の寒冷地に分布し、国内では通常、亜寒帯や高山の、浅い湖沼や湿原に生育します。
花は、内側に毛の密集した白い小花が、まばらに多数付き咲き上がっていきます。
花期は4月から5月です。
今回は、「ミツガシワ」の花言葉について解説します。
「ミツガシワ(三槲)」の花言葉
「私は表現する」といいます。
これは「ミツガシワ」の学名「メニャンテス・トリフォリアータ」が元になっています。
「メニャンテス」は、ラテン語の「メネイン(表現する)」と「アトス(花)」を合わせたもので、下から次々に咲く花を表した言葉です。
一方、「トリフォリアータ」は「トライ(3)」と「フォリアトゥス(葉)」という意味になります。
つまり「メニャンテス(表現する花)」の方が元になった花言葉です。
絵画や音楽、小説など、表現者へ贈るのに向きます。
作品を作らなくても、何かしらの広く世に主張する人全般に合います。
画材のブランドイメージにも使えるでしょう。
手軽に動画やメッセージ投稿できるSNSのインターフェイスデザインにも合います。
あなたが何かしら表現活動する時、自分のステータスアイコンに「ミツガシワ」を使ってみるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、表に出たり注目される事が嫌いで、表現活動を好まない人です。
こういう人に表現を勧めるのは、カラオケで嫌がる人に無理矢理マイクを突きつけるような暴力的行為です。
そういう人の中には、「表現をしたいけれど、自分が納得出来るパフォーマンスができない」という理由の人もいますが、いずれにせよ嫌がるならやめておきましょう。
他に表現したがっている人は無数にいます。
「ミツガシワ(三槲)」の豆知識
「ミツガシワ」の名前の由来は、木の「カシワ(槲・柏)」に似た葉が、茎の先に3枚1組で付く事によります。
木のカシワの葉と言えば、「こどもの日」に食べる「柏餅」でよく見かけますが、あの独特なぐにゃぐにゃした輪郭の葉と、「ミツガシワ」の葉は似ていません。
これは、木のカシワの語源が「炊葉(かしきは)」で、その葉を、食材を包んで蒸したり、盛り付けるのに使った、とされる事から理解できます。
つまり「ミツガシワ」の命名者は、カシワの葉の特徴を、「ぐにゃぐにゃの輪郭」ではなく、「食べ物を包めそうな幅広さ」に見出したのです。
近い響きで「三つ柏(みつかしわ)」があります。
これは家紋の形の事で、3枚の葉が並び「ミツガシワ」を思わせるデザインですが、葉の輪郭はぐにゃぐにゃで木のカシワの葉を3枚揃えただけである事が分かります。
まとめ
「ミツガシワ」は美しいものですが、水辺では近寄れず、見過ごしやすいかも知れません。
花言葉を知れば、存在にいち早く気付き、足を止め楽しむ事も出来るでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。