「テンナンショウ(天南星)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「テンナンショウ(天南星)」の花言葉とは? 花言葉

「テンナンショウ(天南星)」とは、サトイモ科テンナンショウ属の東南アジア原産の植物です。

ヘビノダイハチ、ヘビノシャクシ、ヘビコンニャク、ヤマゴンニャクなど多数の異名を持ち、日本の全国各地に自生しています。

これから、5月から6月にかけて白、緑、紫といった色の花を咲かせる「テンナンショウ(天南星)」の花言葉について説明していきます。

「テンナンショウ(天南星)」の花言葉

「テンナンショウ(天南星)」は花期が終わるとトウモロコシのような見た目の赤い実をつけます。

この赤い実の姿が植物の「ナンテン(南天)」に似ていることから、「テンナンショウ(天南星)」の名前がつけられたと言われます。

また花を包む特殊な葉、仏炎苞(ぶつえんほう)の部位が真上に伸びたラッパの形をしており、これが蛇の姿に似ていることが「テンナンショウ(天南星)」の別名にヘビが多くつく所以だということです。

そんな「テンナンショウ(天南星)」の花言葉は「壮大」「壮大な美」です。

これらの花言葉について解説します。

「テンナンショウ(天南星)」の花言葉「壮大」「壮大な美」

「テンナンショウ(天南星)」は中国、宋の時代の薬物について書かれた書物「開宝本草」に紹介されている古くから認識されている植物の一つです。

「テンナンショウ(天南星)」は鎮咳去痰除湿薬として用いることができ、民間では外用して鎮痛のために使用されたと書かれており、現在でも漢方薬として塊茎が用いられています。

この「開宝本草」によると、夜空(天)にある南星(竜骨座のカノープスのこと。

南極老人座とも呼ばれる)に形が似ていることから「テンナンショウ(天南星)」の名前がつけられたと記載されています。

このように、花の姿が空に輝く星座の姿を連想させることから「壮大」「壮大な美」という花言葉が付けられたようです。

「テンナンショウ(天南星)」の豆知識

漢方薬として用いられることもある「テンナンショウ(天南星)」ですが、赤い実をつける初夏から秋にかけてこの実の誤食による事故が多く起こっています。

トウモロコシを赤くしたような見た目をしているため、子どもから大人まで誤食しやすく、食べてしまうと口唇、口内のしびれ、脹れが起こる他に腎機能障害が起こる可能性もあります。

園芸用としても好まれる植物であるゆえに、厚生労働省からも誤食に関する注意喚起がされている植物の一つです。

まとめ

特徴的な見た目から、鉢花としても好まれる植物の一つである「テンナンショウ(天南星)」は大きな愛を伝えるのにぴったりの植物です。

花を贈られる際の参考になさってください。

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