「ミズナラ(水楢)」は、ブナ科コナラ属の落葉樹です。
海外では中国、朝鮮半島、極東ロシア、国内では北海道から九州にかけて分布し、山地から亜高山帯の広葉樹林を形成します。
雄花は黄褐色で垂れ下がり、雌花は紫色の短い穂状で、花期は5月から6月です。
秋に果実(ドングリ)を実らせます。
今回は、「ミズナラ」の花言葉について解説します。
「ミズナラ(水楢)」の花言葉
「勇気」「独立」「長寿」「愛国」などがあります。
どれも比較的良い言葉で、意味が合う相手へ贈るのに向きます。
「勇気」
樹高35mにも達する「ミズナラ」の大木は、風雨に耐え、名前の通り水分が多い幹や枝は容易には燃えません。
材としても丈夫で重厚感があります。
そんな強さから付いた花言葉です。
同じ由来で「勇敢」という花言葉もあります。
勇気をもって困難に立ち向かい、解消出来る友人や同僚へ贈るのに向きます。
この花言葉が向かないのは、攻撃的なだけの人です。
相手と場面を見極められないのは、怯えた犬が無闇に吠えるのと変わりません。
「独立」
何に寄りかかるでもなく、自分の力で立ち、高く伸びていく様子から付いた花言葉です。
独り立ちする子供へ贈るのに向きます。
独立開業する元同僚や、のれん分けする弟子にも合うでしょう。
人に何かと頼ってしまう時、山へ行き「ミズナラ」の木を見て、独立心を心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、独断専行でかえって迷惑をかける人です。
下ごしらえと後片付けを人にやらせて、料理をした気になっているようなもので、到底独立出来た人の行動とは言えません。
「長寿」
「ミズナラ」は500年以上の寿命があるとされ、時に1000年を超えるものもあります。
樹木の中でもかなりの長寿で、人間と比べれば圧倒的です。
長生きして欲しい両親に贈ったり、祖父母の長寿を祝う意味で贈るのに向く花言葉です。
一方、「太く短く生きたい」と常日頃口にしている人には合いません。
本気かはともかく、そういうキャラ付けをしている以上、贈っても喜ぶ姿は見られないでしょう。
「愛国」
「ミズナラ」は日本の広葉樹林の一般的な樹木であり、その長い寿命で日本の歴史を見つめている、そんなイメージから付いた花言葉です。
特段何か活動や表明していなくても、自分が生まれた国の良さを素直に受け容れられる人へ贈るのに向きます。
まとめ
「ミズナラ」は大きく立派な樹木です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。