「ホオノキ(朴の木)」という花をご存知でしょうか。
「ホオノキ(朴の木)」は、日本・中国を原産国とする、モクレン科モクレン属の落葉高木です。
今回は「ホオノキ(朴の木)」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「ホオノキ(朴の木)」の花言葉
クリーム色の大きな花を咲かせる「ホオノキ(朴の木)」の、3つの花言葉をご紹介します。
「誠意ある友情」
「ホオノキ(朴の木)」の、花の形が花言葉の由来とされています。
「ホオノキ(朴の木)」の花は、中心に円錐状の赤みのある雄しべ・雌しべがあり、その周りにクリーム色の花びらが付いています。
花びらが、雄しべ・雌しべを大切そうに覆っている姿が、お互いの立場を尊重し合っているように見えます。
強い絆を感じさせる花言葉を持つ花なので、親しい人へのプレゼントに、花や写真・イラストを添えてみるのもよいでしょう。
「自然の愛情」
中心部を覆うように咲いている花の形が、大切なものを守っているように見える事が、「自然の愛情」の由来とされています。
「ホオノキ(朴の木)」の花のサイズは、直径15~20㎝と大きめです。
クリーム色の花が開いている姿は、ボリューム感があって見ごたえがあります。
沢山の愛情を放出しているかのような、幸せに溢れた花です。
「優美」
「ホオノキ(朴の木)」の花の姿と、甘く優しい香りが「優美」という花言葉に関連しています。
大きくて存在感のある花ですが、落ち着いたクリーム色をしているため華やかでありながらも上品さがあります。
花からは、甘い香りが漂っています。
花の雰囲気だけではなく、香りも優しい花です。
「ホオノキ(朴の木)」の名前の由来
「ホオノキ(朴の木)」の、大きな葉で食べ物を包んでいた事が由来となり、「包」が「朴」に変化して「ホオノキ(朴の木)」という名前がついたと言われています。
「ホオノキ(朴の木)」の葉は、30~40㎝くらいの大きさなので、食べ物を包んだりお皿代わりに使う事も十分にできます。
「ホオノキ(朴の木)」の豆知識
「ホオノキ(朴の木)」に、特徴的な実が生る事をご存知でしょうか。
5月~6月頃に開花を迎え、9月~10月頃になると表面にいくつもトゲが付いた赤い実が生ります。
一見、フルーツの王様と呼ばれる「ドリアン」にも見えるのですが、残念ながら、「ホオノキ(朴の木)」の実は食べる事ができません。
実の中からは黒い種が出てきます。
秋口に、赤いトゲトゲした実を見つけたら、「ホオノキ(朴の木)」である確率が高いです。
まとめ
クリーム色の花を咲かせる、「ホオノキ(朴の木)」についての解説でした。
友情や愛情といった美しい花言葉を持つ植物なので、どこかで見かけた時は、大切な方と共有されてみてはいかがでしょうか。
絆がさらに深まるかもしれません。