「ヘメロカリス」は、ツルボラン科ワスレグサ属(ワスレグサ科「ヘメロカリス」属)の総称です。
アジア東部原産で、多数の園芸品種があります。
花は白から赤、オレンジ、黄色の他、複色もあります。
花期は5月から8月です。
今回は、「ヘメロカリス」の花言葉について解説します。
「ヘメロカリス」の花言葉
「宣言」「一夜の恋」「媚態」「愛の忘却」などがあります。
良い意味もありますが、意味深な言葉も多いため、贈る時は意図を正しく伝えましょう。
「宣言」
「ヘメロカリス」はユリに似て、人に語りかけるように横を向き、大きく花を開きます。
この何かを堂々と宣言しているような姿から付いた花言葉です。
告白にせよ決意表明にせよ、何かを強く伝えたい時に添えるのに向きます。
この花言葉が合わないのは、特に何も宣言したい事がない時です。
「何を言いたいか、言うまでもない」というつもりで贈ったとしても、そんなアピールが必要な時点で、上手く伝わりません。
「一夜の恋」
「ヘメロカリス」の花が、1日でしぼむ「1日花」である事から付いた花言葉です。
一見恋の花言葉のようですが、一晩で終わってしまうという意味なので、恋人や配偶者に贈るには全く向きません。
「媚態」
花の美しさから付いた花言葉です。
形はユリに似ていますが、色は濃厚な暖色ばかりで、一夜の逢瀬を全力で楽しむというイメージです。
「コケットリー(媚態)」「微笑」も同じ由来で付いています。
セクシャルな魅力を持つ友人や恋人へ贈るのに向く花言葉です。
「愛の忘却」
1日花である「ヘメロカリス」の性質を、1日で失われる記憶に見立てた花言葉です。
「ワスレグサ」の属名もこれに由来しています。
咲いては散るイメージで「とりとめのない空想」、ポジティブな意味として「憂鬱が去る」「憂いを忘れる」「苦しみからの解放」という花言葉があります。
失恋した友人へ贈るのに向く花言葉です。
同情の意味にも、元気づける意味にも向きます。
失恋や離婚した後に庭に植え、気分を切り替えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、現在付き合い続けている恋人や配偶者です。
「愛が失われた」という意味になってしまいます。
「憂いを忘れる」という意味なら問題ありませんので、はっきり伝えましょう。
まとめ
「ヘメロカリス」はカラフルで艶やかな花です。
花言葉を知れば、更に意味深く感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。