「ベニマンサク」は、マンサク科マルバノキ属の落葉樹です。
海外では中国、国内では本州と四国に点在し、山地の谷間や日当たりの良い岩場に生育します。
花は暗紅紫色で2輪が背中合わせに咲きます。
花期は10月から11月です。
今回は、「ベニマンサク」の花言葉について解説します。
「ベニマンサク」の花言葉
「早熟」「幸福の再来」「ひらめき」があります。
良い意味と少し良くない意味が混ざっているため、贈り物にする時は、意味を明らかにしましょう。
「早熟」
「ベニマンサク」の育ちが早い事から付いた花言葉です。
一方、夏の直射日光に弱く、秋になる前に葉焼けで葉が枯れる事も、意味が合います。
早熟という言葉は成長の早さを意味するため、覚えの早い教え子などへ贈るのに向きます。
一方、早く成長した子は、更に成長する余地がなく、大成しにくいというニュアンスも伴うとして、嫌がる人もいるので注意しましょう。
実際には早熟に「大成しない」という意味はありません。
「昔神童今ただの人」という諺はありますが、「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」とも言い、結局はその人次第です。
「幸福の再来」
幸せに見立てた花が、2輪背中合わせにくっついて咲く事から付いた花言葉です。
宝くじにまた当たったり、二度目の妊娠など、良い事が再びやって来た人へ贈るのに向く花言葉です。
幸せな状況にある人へ、更なる幸せを願って贈っても合うでしょう。
味が変わる飴の商品イメージにも使えます。
自宅に植えて、幸せの到来を祈願するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、再婚する人です。
気にしない人なら良いのですが、前回の結婚を必ずしも「幸せ」と割り切れない人の場合、素直に受け容れる事は難しいものです。
本人が何も言わないうちは、前回を思い起こさせない花言葉の方が合います。
「ひらめき」
「マンサク」と重複する花言葉で、花弁の形が弾け開いたような姿をしているところから付いたものです。
困難な事も、鋭いひらめきで解消していける友人や同僚へ贈るのに向きます。
ひらめきが重要なクイズ集のサイトイメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、思い付きの行動よりも、理詰めで物事を進めるタイプの人です。
意味は合いませんが、こういう人がいないと、ひらめきも形になりません。
「ベニマンサク」の豆知識
「ベニマンサク」は、花がマンサクに似ているけれど、色が赤い事から付いた名です。
葉が丸く可愛らしい事から、「マルバノキ」という別名もあります。
マンサクの葉も割合に丸いのですが、「ベニマンサク」はより丸っこくハートを思わせる形です。
まとめ
「ベニマンサク」は、花も葉も可愛らしい木です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
植物との距離を縮めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。