「アヤメ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「アヤメ」の花言葉とは? 花言葉

鮮やかな紫のアヤメは、花札にも描かれる、日本人に馴染みの深い花です。

沖縄以外の日本各地に分布しており、山野の他、公園などでもしばしば見る事ができます。

ここでは、アヤメの花言葉について、詳しく解説します。

「アヤメ」の花言葉

アヤメには「良い便り」「嬉しい知らせ」「消息」などの花言葉があります。

この花言葉の元となっているのは、ギリシャ神話の虹の女神イーリスです。

このイーリスを英語読みすると、アイリスというアヤメの英名になります。

イーリスはとても足の速い女神で、女神ヘラの伝令役を務めた事から、このような花言葉になりました。

「アヤメ」の花言葉(色別)

アヤメには大きく分けて紫と白、ヨーロッパ原種で黄色いものもあります。

次に、色別で花言葉を解説します。

アヤメの紫色の花言葉

「良い便り」となります。

花言葉のイメージ元の女神イーリスは、虹が天地を結ぶように、素早くどこにでも移動ができました。

俊足を活かし太陽神アポローンの誕生にも一役買った事から、良いイメージの言葉となっています。

アヤメの白色の花言葉

「純粋」「優しさ」「あなたを大事にします」があります。

「純粋」「優しさ」は、白い花に共通したものとなります。

そして、アヤメの優美で繊細な姿は、大切な相手に送るもののイメージと繋がります。

アヤメの黄色の花言葉

「復讐」となります。

これは、西アジアからヨーロッパ原産の帰化品種である、イエローアイリスが持つ花言葉です。

黄色は中世フランス語で「フォーブ」なのですが、比喩的に裏切りという意味がありました。

このため、ヨーロッパの宗教画で、キリストを裏切ったイスカリオテのユダの色として定番化しました。

こうして黄色のイメージはどんどん悪くなっていってしまったのです。

流石に贈り物には向きませんが、自分のために飾るのは問題ないでしょう。

相手がなければ復讐にはならないのですから。

「アヤメ」の豆知識

アヤメ、ハナショウブ、カキツバタは、しばしば混同される品種です。

「あやめ公園」と名付けられた場所でも、混植されている事もあります。

これらの中で、アヤメを見分けるには、生えている場所と花の特徴を確認すると良いでしょう。

他の二種が水中や水辺にしか育たないのに比べ、アヤメは乾いた場所で育ちます。

そして、花には網目の模様があります。

「綾」という文字には模様の意味があり、これがアヤメの語源となっているのです。

まとめ

アヤメは花の艶やかさと、すらりとした立ち姿から、古くから美しいものとして語られ、愛されてきました。

5月頃になれば、様々な場所で見かける事ができるでしょう。

花言葉を知る事で、それらがどんな意味を持って飾られているのか、意外な心配りに気付けるかも知れません。

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