アジュガはシソ科キランソウ属の花です。
特に属内のセイヨウジュウニヒトエを指す場合もあります。
世界中の熱帯~温帯の地域に約50種類が分布し、日本では12種類ほどが知られています。
シソ科にしばしば見られるように、小さい連続した花をつけます。
ここでは、アジュガの花言葉について解説します。
「アジュガ」の花言葉
「強い友情」「心休まる家庭」「強い結びつき」があります。
イメージの良い花言葉なので、友情を誓って渡したり、家族の繋がりを願って植えたり、様々に利用できます。
どう考えても良い意味だ、と考えてしまいがちですが、世の中には独りを好む人もいます。
家族に何かしらの心配ごとを抱えている場合もあるでしょう。
必ずしも万能ではない事は、忘れずにいましょう。
「強い友情」
アジュガの花を1枚広げると、大の字になった人間のように見えます。
これが複数ついている為、手を取り合っている友人達に見えるのです。
友情を誓って贈り合うのに向いていますが、異性の友人については気配りが必要です。
相手があなたに恋愛感情を持っている場合、こちらが友情のつもりでも、相手は次の「心安まる家族」の意味に取ってしまえば、混乱は必至です。
「心安まる家族」
アジュガは地上近くに茎を這わせ、そこからも新しく伸びていく、匍匐茎(ランナー)を形成します。
これによって地表を覆ってくれる、グランドカバープランツの代表的な種類です。
匍匐茎に出来た新たな花と元の花が繋がりつつ咲く様子が、家族のように見える事からついた花言葉です。
微笑ましい光景ですが、放っておくと庭がアジュガに覆われる事になるので、気を付けましょう。
「強い結びつき」
花が細かく寄り添っている姿、匍匐茎で増えた花が並ぶ姿、いずれからもイメージ出来る言葉です。
親しい間柄の友人だけでなく、これから親しくなりたい相手や、仕事の取引先に贈ったり、提携の会合の場に飾るなど、似合うシーンは多数あります。
「アジュガ」の豆知識
アジュガの1つ、キランソウにはジゴクノカマノフタや、イシャゴロシという別名があります。
なんともおどろおどろしい名前です。
これは地面を覆う生え方が、地獄に通じる地面に蓋をしているように見える事から付いた名です。
薬効で患者が助かりあの世(地獄)に行かずに済むという意味もあるようです。
このため、医者が必要なくなる事から、イシャゴロシにも繋がります。
つまり第一印象と違い、かなり縁起が良い呼び方なのです。
まとめ
アジュガは雑草として扱われる事もありますが、丁寧に育てれば綺麗な花を付けます。
花言葉を知れば、一層愛着が湧くでしょう。
見慣れた草花をより深く知る事が出来る、花言葉を是非心に留め置いて下さい。