「冬珊瑚(フユサンゴ)」は、ナス科ナス属の常緑樹です。
南アメリカ原産で、日本へは明治時代に鑑賞用として渡来後、園芸用として流通していますが、野生化した個体もあります。
花色は白で、花期は7月から9月です。
10月から12月に果実が赤く熟していく様子を、主に鑑賞します。
今回は、「フユサンゴ」の花言葉について解説します。
「冬珊瑚(フユサンゴ)」の花言葉
「神秘的」「あどけない」「あなたを信じる」「愛情」といいます。
悪い意味はなく、比較的良い意味が揃うため、愛情を伝える贈り物に向きます。
一方、そういった感情がない場合、妙に誤解させる可能性があるので、意図は正しく伝えましょう。
「神秘的」
果実が緑から赤へ徐々に美しく変化させていく様子から付いた花言葉です。
白から紅に変化するものもあり、一層不思議です。
海底で育つ珊瑚の神秘性のイメージとも合います。
神秘的な美しさを持つ友人や恋人へ贈るのに向く花言葉です。
星や神話などが好きな人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、物質的なものを好む現実主義の人です。
人の価値観はそれぞれです。
「あどけない」
艶やかでコロコロとした果実の様子から付いた花言葉です。
可愛らしく無邪気な印象のある友人や恋人、子供へ贈るのに向く花言葉です。
キッズ向けのファッションブランドのイメージにも使えます。
この花言葉が向かないのは、可愛くても無邪気さには欠ける人です。
「あどけない」は、子供っぽい可愛らしさを意味する言葉です。
「あなたを信じる」
同じナス属の「ナス」に、「真実」という花言葉が付きますが、これはナスの花が必ず果実を付けるという意味です。
このイメージから付いた花言葉です。
他に、「フユサンゴ」の別名に「クリスマスチェリー」があり、サンタクロースを信じる子供や、神への信頼という意味でも、花言葉に合います。
また、「フユサンゴ」の別名「リュウノタマ」から、意のままになる「如意宝珠」のイメージでも良いでしょう。
信頼を寄せる友人などへ贈るのに向く花言葉です。
恋の告白やプロポーズの返事にも向きます。
一方、嘘をつく人には向きません。
「私は嘘をつかない」という言葉は、正直でも嘘つきでも言えます。
「愛情」
愛らしい「フユサンゴ」の姿からイメージされた花言葉です。
愛情を伝える告白やプロポーズに添えて贈るのに向きます。
自宅に植えて、愛ある家庭にしようと決意するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、出会ったばかりの人です。
その後、グイグイ押し続けるつもりなら、一応問題ありません。
「冬珊瑚(フユサンゴ)」の豆知識
「フユサンゴ」の名は、冬に色づく果実が珊瑚のようであるから、という由来で付いたものです。
珊瑚というと木の枝のような形を思い浮かべるかも知れませんが、磨いて玉のようにして使う事もあります。
かんざしに使う玉にも、珊瑚を使ったものがあり、丁度「フユサンゴ」と似たイメージになります。
まとめ
「フユサンゴ」は果実が美しい植物です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
植物を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
