「リナリア(姫金魚草)」は、オオバコ科「リナリア」属(ウンラン属)の総称です。
ヨーロッパ、北アフリカ原産で、多くの品種があり、特に花の美しい品種が、属名の「リナリア」で流通しています。
花は金魚の尾のようにヒラヒラとした花弁をつけ、色は白、桃、紫、黄色などです。
今回は、「リナリア」の花言葉について解説します。
「リナリア(姫金魚草)」の花言葉
「乱れる乙女心」「幻想」「この恋に気付いて」といいます。
恋の意味が強いので、告白の場面などに向きます。
逆にそういう感情がない相手には難しい花言葉です。
「乱れる乙女心」
複雑な形で複色の花が風に揺れる様子は、多感な思春期の心をイメージさせます。
これに別名の「姫金魚草」から「姫」の語を合わせて連想した花言葉です。
恋に悩む時、部屋に飾り、花に気持ちを打ち明けるのも良いでしょう。
恋に悩む友人に贈り応援するのにも向きます。
乱れる髪をまとめやすくする、コンディショナーの商品イメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、異性の子供です。
思春期の悩みや、異性の親に踏み込んで欲しくない上位の分野です。
「幻想」
形や色がこれとはっきりしない「リナリア」が群生し、風に揺すられると、更に輪郭はぼやけていきます。
そんな様子から付いた花言葉です。
トールキンやムアコック、栗本薫など、ファンタジー小説が好きな友人に贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、現実主義で架空のものを見下している人です。
文化的な素養は、簡単には変わりません。
「この恋に気付いて」
草丈1mにも達する「キンギョソウ」と比べ、「姫金魚草」の別名を持つ「リナリア」は60cm程度です。
小さくても金魚の群れのような花が咲き乱れる様子は、賑やかで自己主張が激しいものです。
そこにお淑やかな乙女のイメージである「姫」の語句が付きます。
これらを合わせて連想された花言葉です。
片思いの相手への告白に向きます。
そこまで思い切りが付かない時、一緒にいる場所に飾り、それとなく伝えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、恋愛感情がない相手です。
半端に否定しても「照れてる」と思われ、ややこしい事になります。
まとめ
「リナリア」は色鮮やかで可愛らしい花です。
花言葉を知れば、更に可憐で好ましいと感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。