「マツバボタン(松葉牡丹)」はスベリヒユ科スベリヒユ属の多肉植物の一年草です。
南アメリカ原産で、日本へはオランダを経由して江戸時代に渡来しています。
花は一重のものも八重咲きのものもあり、色は白、黄色、赤、オレンジ、ピンクなどがあります。
花期は6月から9月です。
今回は、「マツバボタン」の花言葉について解説します。
「マツバボタン(松葉牡丹)」の花言葉
「可憐」「賑やか」「無邪気」「忍耐」があります。
どれも良い意味で悪い言葉はないため、贈り物やお祝いに向きます。
「可憐」
「マツバボタン」は地を這い広がり、花は大きくても4cm程度で、小さく可愛らしいイメージがあります。
ここから付いた花言葉です。
守ってあげたいような可愛らしさのある恋人や子供へ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、活発で可愛い人です。
自分をきちんと見ていないと思われ、あまり良い印象を与えません。
「賑やか」
繁殖力が強い「マツバボタン」は、広がった後、いっぱいに花を咲かせます。
そんな賑やかな様子から付いた花言葉です。
皆で騒ぐのが好きで、一緒にいるといつも賑やかな友人へ贈るのに向きます。
チアリーディングなど、場を賑わす特技を持つ人にも良いでしょう。
パーティーグッズの売り場ディスプレイにも使えます。
庭が寂しい時、賑やかになるよう「マツバボタン」を植えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、物静かな人です。
「賑やかな方が楽しいに決まっている」と思うかも知れませんが、心地よく感じる状況は人によって異なります。
「無邪気」
これには1つのエピソードがあります。
ある青年が友人と喧嘩になった時、短気を起こして銃を抜こうとしました。
ホルスターの銃に目を向けた時、地面にある「マツバボタン」の花が視界に入り、その無邪気に咲く可憐さに、抜くのを止めたのです。
ここから付いた花言葉です。
怒っている人もなごませてしまうような無邪気さを持つ友人や、子供に贈るのに向きます。
甘え上手な恋人にも良いでしょう。
子供向けの玩具や駄菓子の売り場ディスプレイにも良いでしょう。
この花言葉は、純粋な可愛らしさを褒める言葉で、自称には向きません。
自称した時点で打算やあざとさが出ます。
「忍耐」
先ほどの青年が、「マツバボタン」を見て、怒りをこらえられた事から付いた花言葉です。
繁殖力が強く、多少ちぎれても元気に生え広がる事からも意味が合います。
ピース数の多いジグソーパズルや、部品の細かい模型作りなどの趣味がある友人へ贈るのに向く花言葉です。
辛い仕事や練習に耐えられる人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、その場は我慢出来ても、直後に下の立場の人に八つ当たりする人です。
こういうのは忍耐出来たとは言いません。
まとめ
「マツバボタン」は可愛らしい花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、意外な由来にも触れられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。