「ヒペリカム」という花をご存知でしょうか。
「ヒペリカム」は、中央アジア・地中海沿岸原産、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草です。
今回は「ヒペリカム」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「ヒペリカム」の花言葉
黄色い鮮やかな花が咲き、可愛らし赤やピンク色の実が生る「ヒペリカム」の、2つの花言葉をご紹介します。
「悲しみは長く続かない」
前向きなこちらの花言葉は、「ヒペリカム」の成長過程が由来とされています。
「ヒペリカム」は、6月~7月頃に黄色い花が咲きますが、数日という短い間で花が散り、その後すぐに実がなります。
「数日で花が散るのは悲しいけれど、すぐに実が出てくるから大丈夫」といった、励ましのメッセージが花言葉に含まれています。
誰かを元気づけたい時に、言葉とともに「ヒペリカム」の花や写真・イラストを添えてみるのもよいでしょう。
「きらめき」
黄色の花が輝かしく見える事が、「きらめき」の由来とされています。
目が覚めるような鮮やかな黄色い花びらと、中央から飛び出ている躍動感のある雄しべがとても華やかな、「ヒペリカム」らしい花言葉です。
陽の光を浴びながらはつらつと咲いている姿は、一際輝いて見えます。
気持ちがパッと明るくなるような花です。
「ヒペリカム」の名前の由来
「Hypericum(ヒペリカム)」は、ギリシャ語の「hyper(上に)」と「eikon(像)」が合わさってつけられた名前と言われています。
その昔、「ヒペリカム」が魔除けの花として、像の上に飾られていたという逸話があります。
人々が安心して暮らせるために、頼りにされていた植物だったようです。
「ヒペリカム」の豆知識
輝かしい花と可愛らしい実が特徴の「ヒペリカム」ですが、紅葉も美しい植物である事をご存知でしょうか。
ごく一般的な形をしている「ヒペリカム」の葉は、秋が深まるにつれて緑色から赤色に変化していきます。
深みのある赤色の葉からは、温かみのある優しい雰囲気を感じます。
黄色い花・可愛らしい赤やピンクの実・紅葉といった、様々な変化を見せてくれる「ヒペリカム」は、自宅で育てる植物としても最適です。
飽きの来ない美しさを、長く楽しむことができるでしょう。
まとめ
黄色い花と赤やピンク色の実が美しい、「ヒペリカム」の解説でした。
どこかで見かけた時は、心が明るくなるような花言葉を思い出してみてください。