「バーバスカム」は、ゴマノハグサ科モウズイカ属の総称で、2年草もしくは多年草です。
地中海地方沿岸から中央アジア原産で、北アメリカ、オーストラリア、ハワイに多く見られます。
花は真上に伸びた茎に付き、花弁は5枚です。
花色は主に黄色ですが、紫、ピンク、オレンジ、白などの品種もあります。
花期は6月から7月です。
今回は、「バーバスカム」の花言葉について解説します。
「バーバスカム」の花言葉
「臨機応変な態度」があります。
由来としては、まず、乾燥した土壌にも強い事、様々な花色の品種を含む事が挙げられます。
次に、喘息や呼吸障害に効果のある薬草として利用出来る事、更に細かい毛の生えた葉は、乾かすと燃えやすく着火剤に利用出来る事など、多くの用途があります。
どんな仕事であっても、使えるあらゆる手段で取り組み片付ける、友人や同僚へ贈るのに向く花言葉です。
相手によって態度を切り替え、誰にでも常に良い印象を与えられる人にも向きます。
どんな料理の味も引き立ててくれる万能スパイスのブランドイメージにも合うでしょう。
創作で、政治理念に関係無く、議員の立場と自分の財産を守る為なら、どんな相手にも協力するコウモリのようなキャラクタのイメージにも出来ます。
自分の家に植え、どんな問題にも対処出来るよう、引き出しを増やす努力の決意にしても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、頑固で一度決めた態度を決して変えない人です。
そういう人の態度を変えさせるよりは、臨機応変に別な人の手を借りるのが早道です。
「バーバスカム」の豆知識
属名の「バーバスカム」は、ラテン語の「バルバ(ヒゲ)」が元になっています。
日本語のモウズイカは漢字で「毛蕊花」と書き、「毛が生えた雄しべの付いた花」を意味します。
様々な品種がありますが、日本で一般的なのは「ビロードモウズイカ」です。
ビロードモウズイカは、1870年頃導入された後、帰化しており、各地で見られます。
逆に園芸用として扱われる事はありません。
ビロードモウズイカにも薬草としての効能が見られ、古くは魔術に利用したり、漁のために魚毒として使われる事もありました。
まとめ
「バーバスカム」は雑草として見過ごされる事もある植物です。
花言葉を知り、理解を深めれば、その存在に気付き楽しむ事も出来るでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。