「ネズ(杜松)」は、ヒノキ科ビャクシン属の常緑樹です。
日本固有種で、東北地方以南の日当たりの良い丘陵に生育します。
花は雌雄異株で雌花は黄緑色、雄花は黄褐色で、花期は4月から5月です。
今回は、「ネズ」の花言葉について解説します。
「ネズ(杜松)」の花言葉
「保護」「援助」があります。
どちらかというと良い意味ですが、贈られて嬉しい人はやや限られ、お祝いにもあまり向きません。
どちらかというと、あなたの安心や願いを込めたものになります。
「保護」
「ネズ」の葉をネズミが侵入する穴に置き、入って来ないようにして、食べ物などを保護した事から付いた花言葉です。
ネズミは見た目は可愛らしいですが、病気を運び、食糧を奪う非常に厄介な害獣としての側面もあります。
ここから、生活を丸ごとを守る意味にもなります。
結婚した時や子供が生まれた時などに、自宅に植えるのに向く花言葉です。
辛い事に傷つけられないよう、子供に贈る事も出来ます。
警備会社のシンボルとして、敷地に植えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、自立した相手です。
自分でやれる人に対する保護は、「過保護」であり、相手の為にならないものです。
「援助」
同じくネズミを追い払い、生活を援助するという意味で付いた花言葉です。
また、生薬として病気を癒す性質からも意味が合います。
提携して相手会社を助ける会議の場に飾り、関係性を明確にするのに使えます。
投げ銭用のアカウントアイコンに設定するのも良いでしょう。
何かしら困っている友人に対して、相談に乗るというメッセージに添える事も出来ます。
スマホの待ち受けにして、自分独りで抱え込んでいないか自問するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、関係の浅い相手です。
あなたが完全に善意だとしても、どんな対価を求められるか警戒されます。
まずは、相手にも納得出来るギブアンドテイクから始めましょう。
「ネズ(杜松)」の豆知識
「ネズ」は別名の「ネズミサシ」が縮んだものです。
別名の通り、その鋭い葉でネズミを刺す、という意味です。
果実は「杜松子」という生薬になり、漢方薬として使われ、利尿などの効果があるとされます。
蒸留酒のジンにも「ジュニパーベリー(杜松の実)」が使われますが、こちらは「セイヨウネズ」で、同属別種です。
まとめ
「ネズ」は、花こそ目立ちませんが、葉は立派な木です。
花言葉を知れば、より頼もしく感じられるでしょう。
植物を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。