「ハマボウ(浜朴)」は、アオイ科フヨウ属の落葉樹です。
海外では韓国、国内では西日本以西に分布し、海岸に生育します。
黄色い花弁が5枚、中心部が赤褐色の大きな花を咲かせ、花期は7月から8月です。
種子は海水に浮かび分布を広げます。
今回は、「ハマボウ」の花言葉について解説します。
「ハマボウ(浜朴)」の花言葉
「楽しい思い出」といいます。
「ハマボウ」の花期は7月から8月で、生息域は海岸です。
その時期の海は、夏休みのレジャーで訪れる人も多いでしょう。
子供の頃の、夏の楽しい記憶に表れる機会も多い事から付いた花言葉です。
楽しい思い出を共有している幼い頃からの友達に贈るのに向く花言葉です。
付き合う期間が短くても、何かしら楽しい思い出がある相手なら、意味は合います。
同世代感のある人にも良いでしょう。
夏のパッケージツアーの商品イメージにも使えます。
思い出を記録出来る高性能ビデオカメラの売り場ディスプレイにも使えます。
スマホの待ち受けにしておけば、心が疲れた時、一服の清涼剤になるでしょう。
この花言葉が合わないのは、楽しい思い出を全く共有していない人です。
つまり、関係が浅い人や、悪い思い出の印象が強すぎる人の事です。
そういう人を相手にする時は、未来の話をしましょう。
また、あなたが楽しいと思っていても、相手が違う場合もあるので、立ち止まって考えましょう。
思い出は悪い部分を忘れがちです。
「ハマボウ(浜朴)」の豆知識
「ハマボウ」の名は、海辺に生える「ホオノキ(朴の木)」という意味です。
ところが、ホオノキは、モクレン科で種類が大きく異なり、花の形にも共通点がありません。
ホオノキの語源は、長さ40cmにもなる大きい葉で、食べ物を「包」む、事から付いたとされます。
一方、「ハマボウ」の葉は大きくても直径8cmで丸く、何を包むにも向きません。
植物学者の牧野富太郎によれば、「ハマボウ」と「ホオノキ」の関連は不明で、同属の「フヨウ」の転訛ではないか、との説を提唱しています。
確かに「ハマフヨウ」からなら、「ハマボウ」になりそうです。
「ハマボウ」には「黄槿」の字をあてることもありますが、こちらは「槿(ムクゲ)」と「ハマボウ」が近縁である事から、読みと関係無く付いたと考えれば意味は通じます。
まとめ
「ハマボウ」は空の青さに映える美しい花です。
花言葉を知れば、思い出もより鮮明に残るでしょう。
風景に彩りを加えてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。