「ノヂシャ(野萵苣)」はスイカズラ科ノヂシャ属の一年草~二年草です。
「ラムズレタス」「コーンサラダ」「マーシュ」「ランポン」などの別名で呼ばれることもあります。
日本では長らくただの雑草として扱われてきた本種ですが、欧米では野菜として普通に食されてきました。
食用とする部位は若い葉で、旬は秋~冬。
癖が無いので食べやすい味であると評されており、生のままサラダにしたり、サンドイッチに挟んだりするなどして食べるそうです。
また「ノヂシャ(野萵苣)」の開花期は5~6月で、花の大きさは1. 5~2mmほど。
花の色は白~淡い紫色です。
加えて小さな花が丸いまとまりになって咲くという特徴もあります。
「ノヂシャ(野萵苣)」の花言葉
「ノヂシャ(野萵苣)」の花言葉は「約束を守る」「粘り強い性格」です。
これらの由来についてはっきりとしたことは分かっていませんが、グリム童話の「ラプンツェル(髪長姫)」が影響しているという説があります。
そのあらすじについては長くなり過ぎてしまうのでここでは省略しますが、物語に登場するお姫様の名前である「ラプンツェル」は「ノヂシャ(野萵苣)」を指す言葉でもあり、お姫様は赤ん坊の頃に「ノヂシャ(野萵苣)」と引き換えに魔女に誘拐された、それゆえ「ノヂシャ(野萵苣)」にこの物語から来る花言葉が付けられたという見方があるようです。
余談ですが他にもカンパニュラ・ラプンクルス(ヨーロッパのホタルブクロ)やパセリなどが「ラプンツェル」であったと考えられていますが、お姫様が魔女の家の庭に生えている野菜と引き換えに魔女にさらわれたという点は変わりません。
「ノヂシャ(野萵苣)」の豆知識
「ノヂシャ(野萵苣)」は日本のほぼ全域で雑草として見ることができます。
しかし近年では国内でもフレッシュハーブとして栽培、販売されるケースが増えてきているようです。
主な産地は千葉県、三重県、北海道など。
また市場では「ノヂシャ(野萵苣)」より「マーシュ」と呼ばれることの方が多いようです。
ちなみに家庭菜園やプランターでの栽培は比較的簡単な野菜で、夏の暑さと霜、過湿、アブラムシに気を付ければタネまきからおよそ一か月半で収穫可能になります。
まとめ
「ノヂシャ(野萵苣)」は「マーシュ」などとも呼ばれ、欧米では長らく野菜として利用されてきました。
日本において野菜として利用されるようになったのはごく最近のことですが、味は癖がなくて食べやすいと評判。
花は大きさ1. 5~2mmほどの小さなもので、色は白~淡い紫色です。
花言葉は「約束を守る」と「粘り強い性格」。
その由来についてはっきりとしたことは分かっていませんが、グリム童話の「ラプンツェル(髪長姫)」が影響している可能性があります。