ハーブとして利用される「チャイブ」は、ヒガンバナ科ネギ属の多年草です。
中国で紀元前から利用されていましたが、13世紀に東方を訪れたヴェネツィアの商人マルコ・ポーロが気に入り、ヨーロッパに持ち込みました。
花はピンクか紫のいわゆる「ねぎ坊主」で、花期は5月から7月です。
今回は、「チャイブ」の花言葉について解説します。
「チャイブ」の花言葉
「素直」「柔軟性」「忠実」があります。
いずれも良い意味で使われる花言葉ですが、目上の人に使うと失礼になるため、使い分けましょう。
「素直」
「チャイブ」はネギの仲間ですが、そこまで強い臭みがある訳ではなく、料理の香りを邪魔せずそのまま使える事から付いた花言葉です。
素直で真っ直ぐな友人や、後輩などに贈るのに向きます。
ドッグトレーナーのブログデザインなどにも使えます。
物事をひねくれて考えてしまいがちな時、「チャイブ」を食べて素直さを採り入れるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、思った事をそのまま言ってしまう人です。
それは「素直」ではなく、「考えが足りない」と言います。
「柔軟性」
主張し過ぎない事から、ハーブバターにしたり、スープやサラダの彩りにしたり、ローストチキンの香り付けにしたりと、様々な料理に利用出来る事から付いた花言葉です。
同じ由来で、「使いやすさ」「有用」といった花言葉も付いています。
考えが柔軟で様々な発想ができる友人や同僚に贈るのに向きますし、単純に関節がやわらかい人にも合います。
伸縮性に優れた下着の商品イメージにも良いでしょう。
考えに行き詰まった時、「チャイブ」の花を眺めれば、頭を柔らかくする気分転換にもなります。
この花言葉が合わないのは、人の意見に流されるだけの人です。
何かしら芯がないと、形も保てません。
「忠実」
料理する人や食べる人の希望に合わせて活躍出来る事から付いた花言葉です。
偉い人の命令を何でも聞くという意味に限らず、基本に忠実であったり、自分の信条に忠実など、1本芯が通った人にも向きます。
「チャイブ」の豆知識
「チャイブ」は英語で、和名は「セイヨウアサツキ(西洋浅葱)」または「エゾネギ(蝦夷葱)」と言います。
フランス語では「シブレット」、イタリア語で「チポリーナ」となります。
日本では、このうち「チャイブ」か「シブレット」と呼ばれる事が多いので、両方覚えておくと戸惑わずに済むでしょう。
まとめ
「チャイブ」はハーブも、花も楽しめる植物です。
花言葉を知っていれば、より好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。