「タイサンボク(泰山木)」はモクレン科モクレン属の常緑樹です。
北アメリカ原産で、日本には明治6年に渡来し、公園樹や街路樹として普及しました。
直径20cmにもなる大きな花は乳白色で芳香があり、花期は5月から7月です。
今回は、「タイサンボク」の花言葉について解説します。
「タイサンボク(泰山木)」の花言葉
「前途洋々」「荘厳」「威厳」「壮麗」があります。
悪い意味を含まず、良い意味の花言葉が揃っており、お祝いなどにも向きます。
「前途洋々」
大きい上向きで白い花を咲かせる事から、まだ何にも染まっていないけれど、向上心は溢れる人をイメージした花言葉です。
進学や就職、昇進等のタイミングに相手を選ばず贈る事ができます。
未来への期待を込め、自宅に植えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、あまり先の見通しが良くない変化がある人で、皮肉と受け取られてしまうでしょう。
「荘厳」
大きく堂々とした「タイサンボク」の様子から付いた花言葉です。
「泰山」とは大きい山全般か、道教の聖地である中国山東省の山の名です。
どちらの意味でも、荘厳な雰囲気はあります。
人に贈るには少々大袈裟で非日常的な表現ですが、ゴージャスな雰囲気のある俳優へのファンレターには合います。
「威厳」
「タイサンボク」は、樹高20メートルを超えますが、ひょろひょろと高いばかりではなく、しっかりと枝葉を張ります。
そんな頼もしい様子から付いた花言葉です。
威厳を感じさせる両親や恩師、上司など、目上の人に贈るのに向きます。
人の上に立つ事になった時、スマホの待ち受けにして、威厳を持つよう心がけるのも良いでしょう。
威厳と言うと偉そうですが、組織には指示する立場が必要になるため、同じ目の高さのままでは、物事は進まなくなるものです。
「壮麗」
壮麗とは、規模が大きく整って美しいものを指します。
大きく、木としての姿が整い、花も美しい「タイサンボク」のイメージがそのまま花言葉になったものです。
人間には少々当てはまりにくい言葉です。
人生をかけて大作を作り上げた芸術家に贈るなら合うでしょう。
まとめ
「タイサンボク」は美しく立派な木です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
植物を深く知るきっかけとなる、花言葉を是非参考にして下さい。