「セツブンソウ(節分草)」はキンポウゲ科「セツブンソウ」属の多年草です。
日本固有種で、本州以西に分布し、石灰質の半日陰で生育します。
白い花弁を5枚つけ、花期は2月から4月です。
春植物の1つで、地上部は晩春には枯れます。
今回は、「セツブンソウ」の花言葉について解説します。
「セツブンソウ(節分草)」の花言葉
「人間嫌い」「ほほえみ」「光輝」「気品」があります。
あまり良くない意味もありますが解釈次第です。
概ね良い意味と考えて良いでしょう。
「人間嫌い」
暖かくなって人が足を踏み入れる頃には姿を消すという、春植物(スプリング・エフェメラル)の1種である事から付いた花言葉です。
全ての人間を嫌う人は、存在を認識する事も困難です。
どちらかと言うと、無闇に付き合いを広げる事を好まない人のイメージでしょう。
少数と行動するのが好きな友人や、人混みが嫌いな恋人に贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、趣味が人間観察と喧伝している人です。
多様な否定の言葉が返って来るでしょう。
「ほほえみ」
春を迎え、輝くような白い花弁を大きく広げる姿は、笑顔のイメージとかさなります。
笑顔が魅力的な友人や恋人、配偶者に贈るのに向きます。
メイク用品の売り場ディスプレイにも使えます。
最近笑顔が足りないと思ったら、スマホの待ち受けにするのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、関係が浅い相手のうち、辛い事があって表情が暗い人です。
無責任に笑顔を求めても、反感を買うだけです。
「光輝」
「セツブンソウ」は、1つでも美しい花ですが、群生すると特に、輝くような光景となります。
周りを照らすような明るさや美しさを持つ友人、恋人に贈るのに向きます。
大袈裟な花言葉なので、普通の人に使うとからかっているように伝わってしまいます。
「気品」
輝くような美しさを持ち、無闇に付き合いを広げず、笑みを絶やさないという一連のイメージと合う花言葉です。
気品溢れる友人に贈るのに向いています。
この花言葉が向かないのは、気品という言葉に強いコンプレックスがある人です。
「セツブンソウ(節分草)」の豆知識
「セツブンソウ」の名前の由来は、2月3日の節分の頃から咲き出す事によります。
翌日が立春であり、つまり冬と春の季節を分ける「節分」です。
だとすると、他の季節はどう呼ぶのかと言えば、最近は使われなくなりましたがやはり節分です。
具体的な日付は年により若干ずれますが、立夏が5月5日頃、立秋が8月7日頃、立冬が11月7日頃となります。
まとめ
「セツブンソウ」は数が減少しており、山で見かけられればそれだけでも幸運な花です。
花言葉を知っていれば、よりその美しさを感じ取る事が出来るでしょう。
花をより好ましく見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。