「シロハギ(白萩)」はマメ科ハギ属の落葉低木です。
「シロバナハギ」「シラハギ」などと呼ばれることもあります。
その名の通り、数多くの白い花を付けるのが大きな特徴です。
また野生では見られない園芸品種であり、そのルーツはミヤギノハギであるとも、ニシキハギであるとも言われています。
花期は7~9月で、花の大きさは10~15mmほど。
花だけでなく、秋の紅葉も見どころです。
「シロハギ(白萩)」の花言葉
「シロハギ(白萩)」の花言葉は「思案」「想い」「前向きな恋」などです。
これらはハギと共通のもので、またハギは他にも「柔軟な精神」「内気な愛情」「清楚」などの花言葉を持っています。
これらの由来についてはっきりしたことは分かっていませんが、ハギの小さな花がおしとやかな印象を与えることから来ているとも、古くから恋愛に関わる文学作品や和歌に登場し続けたことから来ているとも言われています。
特にわが国最古の和歌集である「万葉集」においてハギが最も詠まれた花であるという事実は、ハギが日本人に古来より深く愛されてきたことをよく表すものです。
また「シロハギ(白萩)」だけでなく他のハギの仲間も多くの場合、ハギと共通の花言葉を持ちます。
「シロハギ(白萩)」の豆知識
「シロハギ(白萩)」をはじめ、ハギの仲間は丈夫で育てやすいことがほとんどです。
「シロハギ(白萩)」の場合、日当たりや風通しが良く、肥沃な場所を好みますがやせた土地にも適応することができます。
樹高は1. 5~2mほど。
花を楽しむ目的で栽培する場合、花がらをこまめに切る、寒肥(かんごえ、冬に休眠している植物に与える肥料)を施すなどの方法で花付きを良くし、また花を長く楽しむことができます。
ちなみに余談ですが、市場において「シロハギ(白萩)」は問題無く入手することができるものの、そのルーツであると言われるミヤギノハギの方がずっとメジャーであるようです。
あちらはハギの仲間で最も栽培されているとすら言われる花の赤い種で、宮城県の県花にもなっています。
まとめ
「シロハギ(白萩)」はハギの仲間で、その名の通り小さく白い花を数多く付けるのが特徴です。
野生にはない園芸種で、そのルーツはミヤギノハギであるとも、ニシキハギであるとも言われています。
花言葉は「思案」「想い」「前向きな恋」など。
これらはハギと共通のもので、また他のハギの仲間も同様の花言葉を持つことが多いです。