「ジロボウエンゴサク」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ジロボウエンゴサク」の花言葉とは? 花言葉

「ジロボウエンゴサク」は、ケシ科キケマン属の多年草です。

海外では中国、台湾、日本では関東地方以西から九州までに分布し、低地から山地の草原や川岸などに生育します。

細長い花の先は紅紫色から青紫色で唇状に開きます。

花期は4月から5月で、その後まもなく地上部が枯れ、地下茎だけになる「春植物」の一種です。

今回は、「ジロボウエンゴサク」の花言葉について解説します。

「ジロボウエンゴサク」の花言葉

「妖精たちの秘密の舞踏会」と言います。

メルヘンチックな花言葉ですが、これは「ジロボウエンゴサク」の性質によるものです。

「ジロボウエンゴサク」のような春植物は、英語で「スプリング・エフェメラル」(春の一時的なもの)と言い、ふっと消えてしまうイメージから「春の妖精」とも呼ばれるのです。

春の一時、紫の唇のような花を複数咲かせる様子が、雪どけして再会した仲間達と、春の喜びに軽やかに舞い踊る妖精達のイメージと合います。

そして初夏になり、人間が山に入っても、そこには妖精の姿はもうないのです。

可憐なステップで人を魅了するダンサーに贈るのに向いた花言葉です。

同人誌即売会のパンフレットのイメージや、メジャーになる前のアイドルのライブ宣伝にも使えそうです。

春先の憂鬱な時期、スマホの待ち受けにしておけば、多少は気分が紛れるかも知れません。

この花言葉が合う人はそもそも少ないのですが、特に会社で部下の女性社員などに使うと大変嫌がられ、問題になりやすいでしょう。

「ジロボウエンゴサク」の豆知識

「ジロボウエンゴサク」というのは分かり難い名前で植物かどうかも分かりませんが、漢字にすると「次郎坊延胡索」でやはり植物に見えません。

「次郎坊」は、伊勢地方の方言で「スミレ」を表す「太郎坊」に対するものです。

植物学者の牧野富太郎博士によると、この太郎坊と次郎坊の距を絡めて引っ張り合いをして子供が遊んでいたようです。

「延胡索」は同じケシ科植物の中国名で、生薬の名にもなっています。

「延」はそのまま延びる意味、「胡」は中国で異民族や外国を指す言葉、「索」は縄を意味する事から、ツルなどを伸ばして広がる他民族から伝わった植物という意味と考えられます。

まとめ

「ジロボウエンゴサク」は、春にしか姿を見せない花です。

花言葉を知っていれば、その貴重さと幸運をより強く感じる事が出来るでしょう。

花により親しみを感じられる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。

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