「アメリカハマグルマ(浜車)」は、キク科ハマグルマ属の蔓性多年草です。
中央アメリカ原産で、繁殖力の強さから各国に帰化しており、日本では1970年代に沖縄で緑化のため導入、野生化しています。
熱帯から亜熱帯の森林、海岸、市街地など、場所を選ばず生育します。
花は一重のキクで、花弁(舌状花)も真ん中の筒状花も黄色く、花期は5月から10月です。
今回は、「アメリカハマグルマ」の花言葉について解説します。
「アメリカハマグルマ(浜車)」の花言葉
「万能」といいます。
蔓性で何処へでも生え広がり、グランドカバーとしても使える性質と、花の可愛らしさから付いた花言葉です。
車輪は、移動以外にも、歯車などの形でエネルギーを伝える万能の部品として様々な機械装置に用いられた事からも意味が合います。
何をやらせても人並み以上のパフォーマンスを発揮出来る友人や同僚へ贈るのに向く花言葉です。
どのポジションをやらせても良いスポーツのチームメイトや、ジャンルを問わず正解を出すクイズマニアにも合うでしょう。
複数の機能を持つサバイバルナイフのメーカーのシンボルにも出来ます。
プランターに植えて部屋に飾り、苦手な事に取り組む決意にするのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、1つの能力を極めている人です。
方向性が違う有能さなので、下手に助言すると良さを消してしまう可能性があります。
また、色々やるけれどどれも人並みに今ひとつ達さない人にも向きません。
こういうのは器用貧乏といいます。
伸びしろがあるなら、応援として贈っても構いません。
もっとも、どちらかというと1つに絞った方が、未来はあります。
「アメリカハマグルマ(浜車)」の豆知識
「アメリカハマグルマ」は、園芸種としては「ウェデリア」の名前があります。
「アメリカハマグルマ」の名前は、アメリカ原産の「ハマグルマ」という意味です。
ハマグルマは、同じキク科の「ネコノシタ」の別名で、花の姿が車輪を思わせる形で、波打ち際に近い砂浜に生える事から付いたものです。
アメリカハナグルマの繁殖力は非常に高く、刈り取った断片からも根が出て拡大します。
この事から、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されており、日本も「要注意外来生物」としています。
元はと言えば人間が広めた訳で、「アメリカハマグルマ」にとっては良い迷惑な話です。
まとめ
外来生物として扱われる「アメリカハマグルマ」ですが、花は可愛らしく、人に有害な性質もありません。
花言葉を知り、知識を深めれば、適切な距離感も分かるでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。